【実験】 金属コップに室温と同じ温度の水を入れ、かき混ぜなが
ら少しずつ氷を加えて水温を下げていき, 金属コップの表面
がくもり始めたときの水温を測定した。
表ⅢI
図ⅡIは, 実験を行
ったときの部屋の
乾球温度計と湿球
温度計のそれぞれ
が示した温度であ
る。 また. 表Ⅲは.
湿度表の一部であ
り 表ⅣVは, それぞ
れの温度における
飽和水蒸気量を示
したものである。
(4) 実験を行ったと
きの部屋の湿度は
何%であったか, 求
めなさい。
乾球と湿球の温度の差 [℃]
[℃] 1.02.03.0 4.0 5.0 6.07.08.0
| 35 93 87 80 74 68 63 57 52
34 93 86 80 74 68 62 56 51
33 93 86
32 93 86
31 | 93 86
30
56 50
80 73 67 61
79 73 66 61 55 49
79 72 66 60 54 48
78
47
72 65 59 53
78 71 64 58 52 46
92 85 77 7064 57 51
45
92
56 50
43
55 48 42
54 47 41
53
39
52 45 38
92 85
29 92 85
84
84
7770 63
7669 62
65 61
26
92
25
92
24 91
23
91
91
82
91 82 73
83
83
67
58 50 43
81 73 64 56 48 40
0.0
12
13
14
14
15
16
17
ア 気温が30℃で. 湿度が75%のとき
ウ 気温が20℃で. 湿度が75%のとき
OLI
乾球の
温度 [°C]
G
22
23
湿球の
温度 [°C]
表ⅣV
温度 飽和水蒸気温度 飽和水蒸気 温度 飽和水蒸気
[°℃] 量 [g/m²] [°℃] | 量 [g/m²] [℃] 量 [g/m²]|
11 10.0
21 18.4 31 32.1
10.7
19.4
33.8
114
206
35.7
12.1
21.8
37.6
12.8
23.1
13.6
14.5
154
www.m
24
25
26
27
18
28
19 16.3 29 28.8
20 17.3 30 30.4 40 51.1
34
35
36
24.4
25.8 37
27.2
(5) 実験で、 金属コップの表面がくもり始めたのは、 金属コップに接している部分の空気が冷やされたため、
空気中に含まれていた水蒸気が水滴となったからである。 このように空気が冷やされることで、空気中に
含まれていた水蒸気が水滴となり始める温度は何と呼ばれているか. 書きなさい。
39.6
41.7
43.9
46.2
48.6
【SさんとU先生の会話2】
U先生 ⅡI におけるデリーの12時のときの条件で実験を行ったとすると, 金属コップの表面がくもり
始めるのは, 金属コップの中の水温を何℃まで下げたときだと考えられますか。
Sさん: ⓒ
℃まで下げるとくもり始めると考えられます。 実験では, 金属コップに氷を入れました。
が、デリーでは壺に氷を入れて冷やしているようすはありませんでした。 壺の表面がぬれてい
たことと, 金属コップの表面に水滴がつくことは、 異なる現象のように思います。
U先生: 実はSさんがデリーで見た素焼きの壺には小さな穴がたくさん空いており、中に入れた水が
少しずつしみだして、壷の表面がぬれているのです。 しみだした水はどうなるのでしょうか。
Sさん: あっそうか。 湿球温度計の示す温度が気温よりも低くなるのと同じように、 しみだした水が蒸発
することによって壺の中の水が冷やされるのですね。 デリーでは水分を多くとり汗をかいていた
はずですが、
]ので、大阪の夏に比べ気温ほどには暑く感じなかったのだと思います。
イ気温が30℃で 湿度が50%のとき
エ 気温が20℃で 湿度が50%のとき
(6) 上の文中のⓒ に入れるのに適している数を. 小数点以下を切り捨てて整数で書きなさい。 ただ
し、この問いでは. 空気の温度が変化しても、 空気の体積は変化しないものとする。
(7) 次のア~エのうち, 素焼きの壷の中に入れた水の温度と気温との温度差が最も大きくなると考えられ
る条件はどれか。 一つ選び, 記号を○で囲みなさい。 ただし、 最初に壺の中に入れる水の温度はそれぞれ
気温と同じであり. 壷はそれぞれの気温と湿度の条件が一定に保たれた部屋に数時間置くものとする。
(8) 上の文中の ① には5月のデリーでは大阪の夏に比べて気温ほどには暑く感じなかった理由
が入る。
に入れるのに適している内容を. 「汗」 の語を用いて書きなさい。
[4]