解答

遠心力は慣性力の1種です。ただ、そもそも論として高校物理において遠心力というものを考える必要はありません。
ma=F1-F2という運動方程式があるとします。
この際質量×加速度であるmaを力として考えるとします。
このように質量×加速度を力とカウントすることで運動方程式をただの釣り合いの式に変換できます。
つまり、F1-F2-ma=0とできます。本来、釣り合いの式というのは運動方程式の加速度が0の時にF1=F2のようにすることですが、今回はmaを力とみなしてるので加速度というものが無いと言うイメージです。だから釣り合いの式としてみなせる。こういったことを纏めてダランベールの原理と呼びます。恐らく大学の物理学で学ぶと思います。
これを円運動の時に限りmaを力として見なした時遠心力(慣性力)と呼びます。これが円運動の正体です。つまり、円運動に対して普通に運動方程式を建てた時に出てきた左辺のmaをダランベールの原理を用いて力と見なしたものが遠心力ということです。
なので単純に考えてください。
この運動方程式をma=mgθ-Nとします。(円の中心方向を正)
ここで、a=0とすると重力と垂直抗力は釣り合いますよね。
a=0ということはv^2/R=0ということであり、v=0の時、つまり円運動していたボールが止まった時ということですね。
このように、そもそも遠心力なんてものを使わなくてもこうやって簡単に問題は解けちゃいます。なので今まで通り運動方程式を建てて解いても問題は無いです。
(補足 では何故円運動の時にダランベールの原理を適用するというふうに教わるのか?ということに関して、特に意味が有るとは思いませんが、円運動の加速度aはv^2/Rという値であることが決まっているのと、質量×加速度より力としてカウントした方が分かりやすくね?という安易な考えの元だと思います。)個人的には何度も言ってるように今までと同様に運動方程式を解くことで一貫した方のが使い分けをせずに楽だと思う。

留言
您的問題解決了嗎?