Biology
高中
已解決

答えはなぜ4番になるのか教えてください!!😐
対照群との比率からかかりやすさを求めるのだと思うけれど、どんな計算をしたらA/Aが一番かかりやすいと分かるのか求められないので求め方を教えて下さい😅また、なぜ対照群も考慮しなければいけないのでしょうか?

ある疾患 Zへのかかりやすさと SNPの関連を調べるため、 次の調査を行った。 健康な 人の集団(対照群) と疾患Zの患者の集団(疾患群)について,それぞれ 2000人以上の人を 対象として,遺伝子 W内に存在する SNP (以後, SNP1とよぶ) を調べたところ, SNP1 の塩基はアデニン(A)またはシトシン (C) であった。 SNP1の遺伝子型は, ホモ接合体で ある C/C,A/A の場合,およびヘテロ接合体である A/C の場合があり,それぞれの頻度 は次の表のようになった。 表1の調査結果から導かれる考察として最も適当なものを, 次のうちから1つ選べ。 SNP1 の遺伝子型 C/C A/C A/A 表1 対照群 91 9 0 頻度(%) 疾患群 74 23 3 (2) SNP1 が C/C の場合は, A/C の場合に比べて疾患Zにかかりやすい。 SNP1 が C/C の場合は, A/A の場合に比べて疾患 Zにかかりやすい。 SNP1 が A/C の場合は、最も疾患Zにかかりやすい。 (3) 4 SNP1 が A/A の場合は、最も疾患Zにかかりやすい。

解答

✨ 最佳解答 ✨

SNP(一塩基多型)を調べるには、必ず比較するものが必要です。
健康な人たちと疾患Zがある人たちとで、比較し、差を求めることで、その差が、その疾患に関係があるか無いか判断するからです。なので、対照群を考慮しなくてはいけません。

この問の場合、健康な人(対照群)と、疾患ZのSNPを比べると、遺伝子WのSNP1に、CかAかで、有意な差が認められます(目分量ですが..)。なので、SNP1が疾患Zに関わっていると考えられます。

そして、この結果からわかるのは、遺伝子Wの、ある塩基がCからAに変わることが、疾患Zの原因(あくまでも原因の1つだが)だと結論づけられます。

なので、①②は論外。
A/C(ヘテロ)とA/A(ホモ)は悩むかもしれません。表では、ヘテロの方が数が多いですから。
でも、これは遺伝子頻度を学ぶと分かると思いますが、ホモの頻度が低く、つまり、ホモの人が現れにくいだけだからです。

A/C(ヘテロ)の人と、A/A(ホモ)の人が、1人ずついた場合、どちらの人が疾患Zにかかりやすいと思いますか? と聞かれたらどうですか?

その人個人でみると、A/C(ヘテロ)よりもA/A(ホモ)の方が原因を2倍持っているので発症の確率は上がります。

ということで、④が最も適当、ということになります。

回答ありがとうございます!!
一つ聞きたいのですが、遺伝子頻度的にホモ(pの二乗)よりもヘテロ(2pq)の値の方が圧倒的に大きくなるからA/Aが3でとても小さくてもA/Aの方がかかりやすいのでしょうか?ホモの人が現れにくいのであれば一人あたりで見たとしてもホモが現れにくいのは変わらず、ヘテロの方がかかりやすいのでは?と思ってしまうのですが、、、。理解力なくてすみません(・_・;

たま

表の頻度は、あくまでも、疾患Zにかかった人のなかで、どんなSNP1を持っているか、の度合いであり、疾患群のA/C=23%、A/A=3%は、かかりやすさではなく、それらの遺伝子を持っている人の割合を示しています。

でも、つまり、A/Cを持っている人がどれだけ疾患Zになったか、A/Aを持っている人がどれだけ疾患Zになったか、を比較してかかりやすさを議論したいのですね?

では、対照群と疾患群の全体(4000人)から考えてみましょう。
説明を簡潔にするために、表の数値を人数とします。

C/Cを持っている人、91+74のうち、74人が疾患Zになった。
74/(91+74)×100 → 44.8% が発症した。

同様に、A/Cを持っている人、
23/(9+23)×100 → 71.9% が発症した。

A/Aを持っている人、
3/(0+3)×100 → 100% が発症した。

A/Aを持っている人の発症率が一番高いですね。どうですか?

めっちゃ分かりやすいです!☆彡ありがとうございます♪♪

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