✨ 最佳解答 ✨
_何が分からないのか、分かりません。
_しかし、恐らくは、ホルモンと神経伝達物質との違い、(神経)伝導と、(神経)伝達と、の違いが、そもそも分かっていないのかな?と推測します。
_脳の中のシナプスで神経細胞どうしが会話をするために使っている物質が、神経伝達物質です。
_ホルモンは、分泌物が血液中に排出されて、身体の臓器に送られる物質です。
_そして、脳には、血液脳関門と、毛細血管の星状膠(こう)細胞と、の関所?フィルター?に依って、健康な人では、大きい分子・細胞は通れません。アドレナリン等のホルモンは、分子の大きさが大きいので、通れません。通常、アドレナリンは、各種臓器の受容体等に作用し、脳には作用しません。
_ですから、世間一般で言う、脳内ホルモンのドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリン・オキシトシン等は、科学的には、全て神経伝達物質であり、ホルモンではないのです。
_神経伝達物質は、脳以外の臓器でも作用します。
_神経を刺激した時に、神経軸索をカリウムイオンとナトリウムイオンとの交換に依って発生する微小電流で伝えるのが(神経)伝導です。神経には、シナプスと呼ばれる間隙(ギャップ)があります。ここを、電気的ではなく、化学物質で情報の遣り取りをするのが(神経)伝達です。
_神経伝達をする物質が神経伝達物質です。
_興奮を伝える神経伝達物質がノルアドレナリンです。アドレナリンは、ホルモンであって、神経伝達物質ではありません。
_反対に、鎮静を伝える神経伝達物質がGABAです。
_GABAとは、Gamma Amino Butyric Acid の略称であり、日本語で言えば、γ-アミノ酪酸(らくさん)の事です。
_神経軸索の末端部は、神経終末と居います。神経終末は通常は、片方が神経前終末と呼ばれる神経伝達物質物質を必要に応じて吐き出す終末と、もう片方が受容体と呼ばれる神経伝達物質物質がくっつく部分を持った終末と、があります。
_設問の図では、神経前終末は <で模式的に、受容体は ・ で模式的に図示しています。
_模式図の記号 < は、受容体を意味していません。実際の神経終末の形状を模式的に描いているものと推測します。
_添付画像よりも前の頁で記号の説明がありましたか?
_ここまでの説明で、奏音 さんの疑問は氷解しましたか?
_まだ、分からない事がありますか?
わかりました、ありがとうございました
ちなみに、添付画像よりも前の頁で記号についての説明はありませんでした。
_< を神経前終末にするか、・ を受容体にするか、は決まっていません。しかし、神経前終末を < で模式化する場合が多いと感じています。あくまでも、形状を模式化したものです。神経軸索に依っては、受容体も逆漏斗(じょうご)型となっているものもあり、両端の神経終末を > と <で模式的に図示している場合もあります。
_記号の説明がない場合は、中学・高校では、皮膚から神経系臓器を経由して筋肉へと至る経路を考えた場合、神経系臓器を中心に考えて、皮膚側が神経前終末、神経系臓器側が受容体、そして、神経系臓器を中心に考えて、筋肉側が受容体、神経系臓器側が神経前終末、と、言うような判断をして下さい。
_皮膚の刺激で筋肉が動く経路を考えて下さい。
ありがとうございます
_(神経)伝達は1方向ですが、(神経)伝導は唯の電気信号であり、ナトリウムイオンとカリウムイオンとの交換なので一つの神経軸索を刺激すれば、その神経軸索の両方の神経終末までは伝わります。