Biology
高中

(5)と(6)がわからないです。
答えは(5)ウ(6)ア、ウです。

図 1 ① タンパク質X の遺伝子を含む DNA 断片とプラスミドを酵素 (A) で切断した。 (2) 酵素 (B) を遺伝子DNAと切断したプラスミドの入った溶液に入れて、 環状の DNA をつくった。 この環状DNA を大腸菌に取りこませた後,この DNA を含む大腸菌だけを増殖させた。 3 (1) プラスミドとは一般にどのようなものか、簡潔に説明せよ。 (2) 酵素 (A),(B) の名称をそれぞれ答えよ。 (3) 酵素 (A) で切断される結合はどれか。 次の (ア) ~ (エ) からすべて選べ。 (ア) 塩基と塩基 (イ) 塩基と糖 (ウ) 塩基とリン酸 (エ)糖とリン酸 (4) 実験の酵素 (A) に適する酵素を,下記の(a)~(C) から選べ。 破線はDNAの切断面を示す。 I (a) BamHI GGATCC (b) EcoRI GAATTC CCTAGG CTTAAG (5) (4) の(a) BamHIは6塩基対の配列を認識して切断する。 あるDNA を BamHIにより切断し た場合,生じる DNA 断片の平均の塩基対数はいくつになると考えられるか。 次の (ア) ~ (カ) から 選べ。ただし,切断した DNAの塩基配列は,ランダムであると仮定する。 (ア) 160 (イ) 460 (ウ) 4,000 (エ) 40,000 (オ) 160,000 (カ) 240,000 (6) 大腸菌のDNAは図のように環状である。 2種類の制限酵素 PstⅠ と HaeⅡI を, 単 独または混合して処理した場合,表のよう な DNA 断片ができた。 図2において, はPstⅠの切断部を示している。 HaeⅡI は, (ア) (エ) のどの場所を切断している と考えられるか。 適するものをすべて選べ。 (エ) (c) Sma I CCCGGG GGGCCC 図2 (1) 制限酵素 Pst I 断片長 (kbp) 5.0 Hae II 2.0, 3.0 Pst I+Hae II 0.9, 2.0, 2.1

解答

(5)BamHⅠは特定の6塩基対を認識して切断します。仮に塩基配列がランダムに生成されると、目的の塩基配列はどれぐらいの頻度で現れるでしょうか。4種類の塩基が6つつながるので4×4×4×4×4×4=4096塩基のうち1度現れると考えられます。DNAはランダムな配列ではないですが、同じくらいの頻度で現れると考えると、(ウ)が答えになります。
(6)PstⅠでの切断結果から、PstⅠで切断される部分は1か所(●)のみであり、環状DNAの全塩基長は5.0kbpであることが分かります。HaeⅡでの切断結果から、HaeⅡで切断される部分は2か所あることがわかります。HaeⅡのみで切断すると2.0kbpと3.0kbpの塩基対が現れ、PstⅠとHaeⅡの両方の酵素で切断すると0.9kbp、2.0kbp、2.1kbpの塩基対が現れます。この結果を比較すると、3.0kbpの塩基対がPstⅠによって0.9kbpと2.1kbpの塩基対に切断されたと分かります。なので、PstⅠの切断部分の左右どちらか0.9kbp側ともう一方側の2.1kbp側にHaeⅡの切断部分があることが分かります。ア~エの位置を考えると、ア(PstⅠの切断部分から0.9kbp)とエ(PstⅠの切断部分から2.1kbp)であると分かります。
分かりにくかったらすみません。

M

ありがとうございます。
この考え方であってますか?

ぶちお

ばっちりです。切断される場所を考える問題はパズルの様で難しいですが、制限酵素が加わることでどの塩基配列が切断されたのかを考えていくと分かりやすいと思います。

M

ありがとうございます!!
テスト前だったので助かりました!!

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