摩擦熱の発生
傾きの角30°のあらい斜面上に, 質量 2.0kgの金属板を
置いて静かにはなした。 斜面に沿って10m だけすべりおり
たとき,金属板の速さは8.0m/sであった。金属板の比熱を
0.17J/(g・K),重力加速度の大きさを9.8m/s2とする。
(1) 金属板が10m だけすべりおりる間に失われた力学的エネルギーはいくらか。
(2) 発生した熱量の半分が金属板に伝わった。 金属板の温度上昇はいくらか。
例題28
センサー 35
摩擦力がはたらくときのよ
うに、力の向きと変位の向
きが逆向きのとき, 仕事は
負となる。
失われた力学的エネルギー
の分だけ摩擦熱が発生した。 そ
の半分が金属板に伝わり, 金属
板の温度上昇に使われた。
30°
解答 (1) 初めの金属板の力学的エネルギーをE〔J〕. 10m
だけすべりおりたときの金属板の力学的エネルギーを E2〔J〕,
10m だけすべりおりたときの位置を重力による位置エネル
ギーの基準面とすると,
E₁
(1/2×2.0×0)+2.0×9.8
.0×9.8×10sin 30°=98[J]
[128]
×9.8×0=64〔J〕
後一煎するだけ!
E2= (1/3×2.0×8.0 42.0×98×9
失われた力学的エネルギーは, E, E2=98-64= 34[J]
(2) 金属板の温度上昇をAT〔K〕 とすると,Q=mcAT より.
m
34×7/-/-(2
=(2.0×10)×0.17 × AT
したがって AT=5.0×10 [K]
g
熱量の単元のmの単位は
運動のmの単位はkg
の答え求めるのには運動の
かってるから