Biology
高中
已解決

【至急】お願いします。生物基礎、細胞性免疫のマウスの実験です。問3の実験4と5の解説をお願いします🙏

3-19 細胞性免疫 < ある系統のマウスに同じ系統のマウスの皮膚片を移植すると,生着する。 しか し、異なる系統のマウスの皮膚片を移植すると、 脱落する。 皮膚片の移植に関す る実験1~5を行った。 実験1 移植の経験がないA系統のマウスにB系統のマウスの皮膚片を移植す ると,皮膚片は により約10日で脱落した。 実験2 実験1と同じ処理をしたマウスに、移植片が脱落してから3週間後に 再びB系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験3 実験と同じ処理をしたマウスに, 移植片が脱落してから3週間後に C系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験4 実験1と同じ処理をしたマウスの血清を移植片が脱落してから3週間 後に採取し、移植の経験がない別のA系統マウスに注射した。 このA系・ 統マウスにB系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験5 実験と同じ処理をしたマウスのリンパ球を移植片が脱落してから3 週間後に採取し、移植の経験がない別のA系統マウスに注射した。 この A系統マウスにB系統のマウスの皮膚片を移植した。 問1 実験1の に入る最も適当な語を、次の①~④のうちから一つ選べ。 ① 抗原抗体反応 ②基質特異性 ③ 拒絶反応 ④ 食作用 問2 実験1でB系統の皮膚片を直接攻撃した細胞として最も適当なものを、次 の①~⑤のうちから一つ選べ。 2 ①記憶細胞 ② ヘルパーT細胞 ③ キラーT細胞 ④ B細胞 ⑤ 抗体産生細胞(形質細胞) 問3 実験2~5の結果として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つず つ選べ。 ただし, 同じものを何度選んでもよい。 実験2 3 実験3 4 実験 4 5 ① 生着する ③約10日で脱落する 実験 5 ¹6 ② 約5日で脱落する 約20日で脱落する
3-19 細胞性免疫 < ある系統のマウスに同じ系統のマウスの皮膚片を移植すると,生着する。 しか し、異なる系統のマウスの皮膚片を移植すると、 脱落する。 皮膚片の移植に関す る実験1~5を行った。 実験1 移植の経験がないA系統のマウスにB系統のマウスの皮膚片を移植す ると,皮膚片は により約10日で脱落した。 実験2 実験1と同じ処理をしたマウスに、移植片が脱落してから3週間後に 再びB系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験3 実験と同じ処理をしたマウスに, 移植片が脱落してから3週間後に C系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験4 実験1と同じ処理をしたマウスの血清を移植片が脱落してから3週間 後に採取し、移植の経験がない別のA系統マウスに注射した。 このA系・ 統マウスにB系統のマウスの皮膚片を移植した。 実験5 実験と同じ処理をしたマウスのリンパ球を移植片が脱落してから3 週間後に採取し、移植の経験がない別のA系統マウスに注射した。 この A系統マウスにB系統のマウスの皮膚片を移植した。 問1 実験1の ① 抗原抗体反応 に入る最も適当な語を、次の①~④のうちから一つ選べ。 ②基質特異性 ③拒絶反応 ④ 食作用 問2 実験1でB系統の皮膚片を直接攻撃した細胞として最も適当なものを、次 の①~⑤のうちから一つ選べ。 2 ①記憶細胞 ② ヘルパーT細胞 ③ キラーT細胞 ④ B細胞 ⑤ 抗体産生細胞(形質細胞) 問3 実験2~5の結果として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つず つ選べ。 ただし, 同じものを何度選んでもよい。 12 実験3 4 実験 4 5 実験 5 ¹6 ② 約5日で脱落する 約20日で脱落する 実験 2 3 ① 生着する ③約10日で脱落する
免疫 細胞性免疫 生物の体内環境

解答

✨ 最佳解答 ✨

ある系統のマウスに、異なる系統のマウスの皮膚片を移植すると、移植片を受けたマウスは、その移植片を異物として認識し、適応免疫を発動します。

このとき、移植片の成分にくっつく抗体を産生するB細胞が活性化して増殖し(体液性免疫)、移植片の細胞を攻撃するキラーT細胞が活性化し、増殖します(細胞性免疫)。これが問題文にあるように約10日という時間がかかります。

そして、それらの細胞たちの一部は、記憶細胞となって保存され、今回と同じ系統のマウスの皮膚片が、再び移植されたとき、1回目よりも早くそれらが活性化し、そして抗体の量は多く反応します(二次応答)。これにより、選択肢にあるように約5日で脱落するという結果になります。

さて、実験の4と5は、どちらも移植の経験が無いマウスに対し、マウスの血清か、マウスのリンパ球を注射により体内に入れてから、拒絶反応がおこるであろう皮膚片を移植しています。

このとき、実験1のマウスAの血清を注射することは、そこに含まれるB系統の皮膚片にくっつく抗体を血液に入れるということであり、一方、実験1のマウスAのリンパ球を注射することは、そこに含まれるB系統の皮膚片の細胞を攻撃するキラーT細胞を血液に入れるということで、どちらも、B系統の皮膚片が移植されたときに、ただちに反応できる準備をしたことになります。

では、実験4と5で、なぜ、結果が異なるのかと言うと、移植片のような細胞が体内環境に触れるようなことをしたとき、脱落するような拒絶反応を引き起こすのは、キラーT細胞による細胞性免疫が主で、抗体による体液性免疫はほとんど影響がないからです。

なので、実験4は、マウス血清に含まれるB系統の成分にくっつく抗体は拒絶反応に効果がないので、移植経験がないマウスと同様に、拒絶反応に約10日かかり(写真に写っていないのが)、解答は③?となり、実験5は、B系統の細胞を攻撃するキラーT細胞の記憶細胞が注射されるので、実験2と同様の効果がおこり、解答は②の約5日で脱落する、という結果になります。

美波

はい、実験4は③で実験5は②が正解です!ありがとうございます(_ _)わかりやすいです!拒絶反応には体液性免疫は関係なくて細胞性免疫やキラーT細胞、そしてリンパ球が関わっているんですね。

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