Japanese history
高中
已解決

日露戦争が起きた背景と対策を教えて欲しいです。

日露戦争 満州 朝鮮

解答

✨ 最佳解答 ✨

日露戦争の背景をいくつか箇条書きしてみます。
まず、日露戦争はその講和条約であるポーツマス条約の第1条で、ロシアが韓国に対する日本の指導・監督権を全面的に認めたとあるように、朝鮮半島をめぐる日本とロシアの対立が原因となった戦争です。
日清戦争で日本に負けた清国は、その弱さを世界に示すことになり、日清戦争以降、欧米諸国は東アジアへと進出するようになりました。これを中国分割と言います。ロシアはシベリア鉄道を着工して東アジアへの進出を本格化させます。清国に対しては、日本が三国干渉により清国へ変換した遼東半島の旅順と大連をロシアが租借し、さらに大連とシベリア鉄道を結ぶ鉄道の敷設権も手に入れます。このロシアの清国における権益を守るためには、朝鮮半島に日本が入り込むことは阻止したいとロシアは考えます。
ロシアの南下政策を最も警戒していたのはイギリスです。イギリスはロシアの東アジアへの進出が、イギリスの清国における権益を脅かすものと考えました。
日本は朝鮮半島が大国の影響下に入ることが、自国の生存を脅かすと考えています。(実際、朝鮮半島に唐の軍隊が入ってきた時に白村江の戦いで、倭国はこれを阻止しようとします。また、朝鮮半島の高麗を滅ぼした元軍が日本に攻めてきたこともありました。)
1900年に中国で義和団事件がおき、清国がこれに乗じて列強に宣戦布告すると、列強は共同で出兵して勝利します。(北清事変)中国国内の治安が安定化したのちも、ロシアは満州に軍隊を駐留させ続けます。この行動は、イギリスや日本を強く刺激しました。
日本はロシアとの交渉(満韓交換)によって満州からの撤兵を求めますが、その交渉はうまくいきません。1902年には日英同盟を締結し、イギリスの力を背景にロシアとの交渉を有利に進めようとしますが、ロシアとの交渉は不調に終わります。
日本は最終的に、戦争によってロシア軍を満州から追い払い、日本の朝鮮半島に対する影響力をロシアに認めさせることにしました。
こうして日露戦争が始まります。
対策というのがどのように答えていいのかわからないところですが、日露戦争が始まるまでの話を箇条書きしてみました。

クロワッサン

ありがとうございます

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