50 酸素解離曲線 次の文章を読み、以下の問に答えよ。
赤血球中のヘモグロビンは、酸素と結合して酸素ヘモグロビ
ンとなり、全身の組織に酸素を運ぶ役割を担う。 酸素ヘモグロ
ビンの割合は,酸素濃度や二酸化炭素濃度によって変わる。右
図は酸素濃度(相対値) に対する, 酸素ヘモグロビンの割合を
グラフにしたもので,これを酸素解離曲線という。曲線Aは
二酸化炭素濃度 (相対値) が40のもので, 曲線Bは二酸化炭
素濃度が70のものである。 肺胞中では酸素濃度が100で、二
酸化炭素濃度は 40, ある組織中では酸素濃度が30で,二酸
化炭素濃度は 70 とする。
(1) 肺静脈中と肺動脈中の血液の状態を示す点を,図の酸素
解離曲線中の点a~ h からそれぞれ選び, 記号で答えよ。
100
酸素ヘモグロビンの割合%
80g
60
割 40
20
[曲線A」
h
[i
180
g
曲線B
0 20 40 60 80 100
酸素濃度(相対値)
(2)動脈血の酸素ヘモグロビンの割合を次から1つ選び、番号で答えよ。 (④)
肺静脈(e) 肺動脈〔〕
..
4
1 30%
② 62%
3 91%
4 96%
(3)静脈血の酸素ヘモグロビンの割合を (2) の①~④から1つ選び、番号で答えよ。 〔①〕
(4) 全ヘモグロビンのうち,この組織中で酸素を解離するヘモグロビンの割合 〔%〕 を答えよ。
SELETTRONI
(66%)
(5) 動脈血の酸素ヘモグロビンのうち, この組織中で酸素を解離する割合 〔%〕 を答えよ。 ただ
し, 小数第1位を四捨五入せよ。
( 59% )
(6) 動脈血100mLあたり何mLの酸素がこの組織に供給されるか。 ただし, ヘモグロビンは
血液100mLあたり 15g 存在し, すべてのヘモグロビンが酸素と結合すると、ヘモグロビン
1gに 1.3mLの酸素が結合できるとし, 小数第2位を四捨五入せよ。
(12cqmL)