✨ 最佳解答 ✨
とりあえずその意味内容をざっくりと…これでいいのか?
史料2
軍事費の増加による国民生活の貧困は帝国主義の大きな問題である。
本来、軍隊を整備する目的は国の平和を守るためであるが、帝国主義のもとで行われる軍備の目的は、他国を征服し、領土を拡張することである。そのための軍備はいくらあっても足りることはないので、帝国主義のもとでは際限なく軍備は拡大される。
日本は、日露戦争後に陸軍を2倍の規模に拡大した。戦争が終わったにもかかわらず、日本がさらに軍備を拡大していることは、日本が中国を植民地として分割するか、あるいはシベリアを征服するという野心を持っていなければ、説明ができないことである(他国を征服しようという意図がなければ、陸軍を拡大する必要はない)。
史料3
アジアの国である日本が日露戦争で欧米列強のロシアに勝利したことは、アジアの全ての国々に大きな影響を与えた。多くのアジアの人々が、一同に感激した。「アジア人のためのアジアを!」という声が高まった。
しかし、日露戦争で日本が勝ったことは、帝国主義を推進する欧米列強に日本が加わったということにすぎなかった。日本による帝国主義の最初の犠牲者は朝鮮であった。
史料4
東の島国である日本は、強大なロシアを打倒した。誰がこのことを予想できただろうか?正義のため、天が日本を勝たせたのである。
しかし勝利した日本は、最も近く、同じアジア人種で、最も親しい韓国に対して無理な条約(第2次・第3次日韓協約)を迫り、韓国を保護国化した。
世界の全ての人々は、日本に対して疑いの目を向けるようになった。日本の、ロシアを倒したという偉大な名声と正大な勲功は、ロシアよりも酷い蛮行へと変わり果ててしまったのである。
史料2は日本人による日本の帝国主義への批判が、史料3と4は日露戦争後に日本が帝国主義的政策を進めるようになったことへの他のアジア人からの失望が綴られています。
もとより、明治維新以来の日本は欧米に比肩し得る国家になるために富国強兵に励んできました。日露戦争でも、日本はアジアのために戦ったわけではなく、自分のために戦って勝利しました。しかし、アジアの国がヨーロッパの列強に勝利したという事実は、日本の意図しない形でアジアの国々に勇気を与えることになったというのが史料2と3の前半に書かれていることです。
しかし、先述したように日本が目指したのは欧米列強に並ぶ強大な国であり、当時において「強大な国」とは「多くの植民地を持つ大国」を意味しました。日本は日露戦争で勝利すると、間髪入れずに朝鮮への介入を強め、さらなる帝国主義推進のために大陸方面への野心を隠さなくなります。軍備は拡大の一途を辿り、このことが史料1では批判されています。
さらに、こうした日本の姿は他のアジアの人々から見れば「裏切り」に等しく、彼らの失望が史料2と3の後半に書かれています。
めめめっちゃ細かく書いてくださりありがたいです助かります😭😭
ありがとうございました!!!