64.(三遺伝子雑種の連鎖と組換え)キイロショウジョウバエを使って以下
の実験を行った。これについて, あとの問いに答えよ。
棒眼·黄体色白眼の系統の雌に,丸眼·正常体色·赤眼の雄を交配した。そ
のF,の雌に,丸眼·黄体色·白眼
の雄をかけ合わせた。この交配
から生じた F。の表現型とその個
体数は雌雄別々に右表に示して|棒眼·黄体色·白眼
ある。なお,これら3遺伝子は|丸眼·正常体色·赤眼
すべてX染色体上にあり,棒眼
(B)は丸眼(6)に対して優性,黄
体色(y)は正常体色(Y)に対して
劣性,白眼(w) は赤眼(W)に対
して劣性である。
(1)この実験から,組換え価を決める際の考え方として最も適当なものを,
次の(a)~(d)から選べ。
(a) 雄のデータは使えないので,雌のデータから計算する。
(b)雌のデータは使えないので, 雄のデータから計算する。
(c) 雌と雄のデータの両方を利用して計算する。
(d)雌雄どちらのデータも同じ情報をもっているので,雌か雄のデータのど
ちらかを使用する。
(2) B- w間の組換え価はいくらか。
(3) 染色体上での遺伝子の位置関係として最も適当なものを,次の(a) ~(d) か
ら選べ。
個体数
表現型
雌雄
計
310
280
590
270
250
520
棒眼·正常体色赤眼
丸眼·黄体色白眼
棒眼·正常体色·白眼
丸眼·黄体色·赤眼
195
205
400
180
200
380
20
15
35
30
45
75
計
1005
995 2000
(a) B -y-w
(b) y- B-w
(d) 決められない
(c) B - w-y