✨ 最佳解答 ✨
①歴代の中国にある国は、必ずしも漢民族の国では無いです。
清は、女真族(満州人)が支配した中国であり、その昔の元はモンゴル人が中国を支配した国です。
当然、支配階級が国民の大多数である漢民族ではないので、偉そうにしますよね。少数が多数を支配する場合はそうしないと秩序が保てない。
②中華思想
元々、中華思想は選民思想に近いから、偉そうですよね。
中華思想ができる土壌について
中国の平原は広く、古代から、中々多くの人を統治するのが難しかったんですよね。
ザックリ言うと、
本来は、神様→王様→国民という流れになるのですが、中国では、それなら、神様が一番偉いなら、王様も人であり誰でも良いよねって感じで、王様が失政するとすぐ王様が殺されかねない感じでした。
そこで、中国の独特の文化として、(神をぬいて、)王→国民という絶対的な上下関係というか王様の神格化が進むのです。
王様を中心に考え、王様を持ち上げるために、真ん中の王様が一番で、その次がその家臣で、その国民(国)で、周辺の国になるほど格が落ちていく(見下したような態度をとる。)
③中華思想の漢民族に染まっていく他民族の支配者
例え、他民族が王朝をとっても、②の中華思想にその支配階級が染まっていきます。(漢民族に同化していきます。)
国民が漢民族で同じだからか、漢民族の中華思想とか中央集権の統治方法が優れているかは、(私の知識では)わからないんですけどね。
④弁髪は満州人の風習で、一般的にチャイナ服というのも、女性が馬に乗りやすい服装で、騎馬民族の満州人の服装です。
こうやって、満州人の風習が中国(のイメージとして)に根付くことはあるのですが、
中華思想は脈々と中国の支配体制が変わっても、受け継がれるのですよね。
❺最後に中華思想の語源になる「中華」の源流は、古代王朝の「夏」にあるとも言われています。ながらく伝説の国(実在しないかも知れない国)と言われていましたが、どうも実在はしたそうです。ただ、厳密な都の場所の特定ができていない。
「夏華」という言葉が、中華の源流になる言葉と聞いたことがあります。
興味があれば、「夏」を調べて見ても良いかもしれませんな。