65. 河川の自然浄化
次の図1は、有機物を含む廃水が流れこむ河川で溶存酸素, 有機物,
3(納酸イオン), NHa+ (アンモニウムイオン)の変化を調査して模式的に描いたものである。また。
図2は同じ河川で生物相の変化を模式的に描いたものである。以下の問いに答えよ。
廃水達入
廃水流入
清水性底生動物
B
A
腐水性底生動物
D
藻類
細菌
上流
下流 >
上流
下流>
図1
図2
問1
図1に関する文章として最も適当なものを, 次の①~①のうちから一つ選べ。
OAは溶存酸素の変化を示している。 細菌が呼吸によって有機物を分解する際に酸素を消費する
ので、水中の溶存酸素は減少し続ける。
@Bは有機物の変化を示している。河川に流入した有機物はいったん分解されて減少するが、分
解に必要な酸素が減少すると増加し始める。
OCはNH4*, Dは NO3-の変化を示している。 NH4*が確化菌の作用で NOs-に変化するため, C
の減少と同時にDが増加する。
OCはNO3-, Dは NH4+の変化を示している。 NO3~が分解者のはたらきによって NH4*に変化
するため,Cの減少と同時にDが増加する。
問2 図2に関する文章として誤っているものを,次の ①~①のうちから一つ選べ。
0廃水流入直後に細菌が増えているのは, 細菌が廃水中に含まれていた有機物を分解して増殖し
たためである。
@ いったん増加した細菌が減少していくのは, 栄養分である有機物が減少したことと、腐水性底
生動物に捕食されたためである。
O廃水流入直後に藻類が減少するのは, 有機物や細菌によって水の透明度が下がり、 光合成速度
が低下したためである。
0いったん減少した藻類が増加するのは, 有機物が減少して透明度が上がったことと、水中の無
機窒素化合物が減少したためである。
相対量
相対調