Japanese history
高中

アイヌ民族はどのタイミングで人口が急激にすくなくなったのですか?

解答

明治期に北海道が日本の領土となってから、アイヌの人たちの人口を政府は把握しようとします。戦前まではおよそ1万5000人から1万8000人で推移していました。戦後、北海道庁が行った調査によると、2006年までは2万3000人前後で推移していましたが、2013年の調査で1万7000人になりました。急激に少なくなったというのは、この2006年から2013年の間でということを言うのでしょう。しかし、注意しなければいけないことがあります。これは政府が把握している数であって、実態を表していません。アイヌの人々に対する差別や偏見がある状況の中で、「あなたはアイヌですか?」と聞かれて、「そうです」と答える人がどのくらいいるでしょう。民族は意識の問題ですから見た目ではわかりません。民族衣装を着て歩いて入ればわかりますが、それ以外の服装をしていればわからないものです。たとえるなら、制服を着ていれば〇〇高校の生徒だってわかりますが、私服を着ていればわかりません。
2008年に日本ではアイヌを先住民族とする国会決議が行われました。それなのに、自分がアイヌであることを公言することができないということは、今の日本の社会の状況を表していると思います。差別や偏見のない社会を私たちでつくっていかなければいけないです。

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