ショウジョウバエの前後軸の決定には,ビコイドやナノスと呼ばれる遺伝子
が関与する。卵形成時 (受精前) に卵巣内の別の細胞においてこれらの遺伝子
から転写された ㎡RNAは, 卵母細胞に輸送される。その結果,ビコイド
MRNA は未受精卵の細胞質の前端に,ナノス RNA は後端に局在する。受
精後にそれぞれの mRNA は翻訳され,ビコイドタンパク質とナノスタンパク
質が合成される。ビコイド遺伝子について正常遺伝子と異常遺伝子のヘテロ接)
合体の雌雄を交配して生じる次代の幼虫の形質の分離比として, 次の①~⑥の
中で正しいものは 11である。なお, 正常遺伝子は異常遺伝子に対して優性
である。
ふ
正常幼虫
異常幼虫
0
し
1
0
の
1
1
3
1
1
3
0
1