✨ 最佳解答 ✨
まずthisの内容は前文です。「コンピューターは【理論上】は人間よりはるかに記憶力があるから、人間より優っている」
But this...
butと来ているので、ここから先の内容は「理論上の話とは違って、コンピューターはチェスにおいて人間より優っているとは限らない」という内容がくるとわかります。
①this no more shows any real superiority
「これは現実における優越性を示していない」
これはもちろん「チェスにおいて」の話です。そうでないとBut thisという前文からのつながり方が活かされません。
私が「チェスにおいて」と言ったのは、前文からの繋がりで、文脈上そうとしか取れないからです。ですから、特にwhen〜とかと書かれていなくてもそのように考えるしかありません。
ですが、画像ではwhenの節で補足可能なように書いています。これはなぜかと言うと、この後のthan以下で
②than when it carries out vast numbers of mathematical operations simultaneously
とwhen節を繋いでいるからです。
itが複数出てくるから間違えないで欲しいんですが、whenの後ろのitは、前文のa computerを受けてます。
指示語のthis/that(もしくはその複数形)は、前出の【内容】を受けます。
指示語のit/theyは前出の【名詞】を受けます。
ここの直訳は「コンピューターが膨大な数の数学の計算を同時にするときに」です。では、「するときに」なんなのか、というと、クジラ構文なので①の部分を受けているとわかります。補って訳し直すと
「コンピューターが膨大な数の数学の計算を同時にするときに(理論上は人間より優れていても実際はそうとは限らない)のと同様である」ということになります。
だから②のthan とwhenの間に①の文がまるまる補えるのです。
画像の解説の方は不親切で
it shows any… としてitを「前文の内容」としていますが、
itは前出の名詞を受けるわけなので、正確にはこのitは①のthisのことを言っています。
そしてこのthisが前文の内容を受けているのです。
だからitは前文の内容、でも間違ってはいないですが、これは正しく読む、ということを目指すときに大きな誤解を生みますね。
とりあえず自分なりの解説は以上ですが、いかんせん複雑な文なのでわかんなかったらコメントください。
最初の部分、前文の訳ですが
「コンピューターは【理論上】は人間よりはるかに高い記憶力をもってチェスをするから、人間よりもチェスで優る」
ってな感じですね。
これをBut thisで受けてるから、クジラ構文もチェスの話をしているし、than以下の比較対象の部分も、
「チェスするときと数学の計算はどちらも同じで、人間よりコンピューターが優るとは限らない」
と言っているということになりますね。