✨ 最佳解答 ✨
接触しているのだから、接触力を考えるのは当たり前です。
垂直抗力(=台が物体を押す力)の反作用(=物体が台を押す力)を考えていないのは、台が動かないので問題に関係ないからであって、ちゃんと接触しているから反作用ははたらいています。実際に、2物体を重ねる問題では考慮しないといけません。
F(=指が物体を押す力)の反作用(=物体が指を押す力)も指はきちんと受けています。
たまたま、fだけが作用・反作用ともに問題に必要だった、というそれだけの話であって、きちんとNやFの反作用も見えてないといけません。
指で押している方の物体を物体A, その右にある小さいのを物体Bとします。
今物体Aと物体Bの運動方程式を考えているんですよね。だから、物体Aに加わる力と物体Bに加わる力だけを考えればいいんです。
Fは指が【物体Aを】押す力だから、物体Aに作用点があって、つまり物体Aに加わる力です。
でも、Fの反作用は物体Aが【指を】押す力であって、指にはたらいている力なので物体A,Bの運動には関与しません。
運動方程式では1つの物体に着目して、その物体に加わる力だけを考えてやるのが基本です。
運動方程式を考えるときは「○○が□□を押す力」の□□について考える。それは作用であっても反作用であってもよい。そして、垂直抗力やその反作用は運動方程式には関係ない(今回の場合)ので考えていない。という理解でよろしいでしょうか?
あともう一つ質問があって「この2物体にはたらいている力を図示せよ」とあった場合どこまで図示したら良いのでしょうか?今回の場合は、反作用は図示しなくていいのですか?それとも図示しますか?
前半の理解はその通りです。◻️◻️について考えるのは、力は受け身の形で書くということを中学のときに習ったかと思います。
力を図示する問題では、必ず「どこに」はたらく力かが書いてあるはずです。だから、その指示にしたがって書けばよいし、「2物体に」と言われたならば不必要な垂直抗力の反作用などは書いてはいけません。作用・反作用の関係にあるか、ないかとかは関係なくて(そもそも作用と決めた方のもう一方が反作用だから、どちらが作用でどちらが反作用かは決められないし)、単にどこに作用点があるか=どこに加わる力なのかがポイントです。
質問であげている写真の図では作用点を示す●がないのが気になります。慣れるまでは全部の力をきちんと図示して、今必要なのがどこなのかを判別するようにするのがよいと思います。
なるほど!今までモヤモヤしていたのが解消しました。1つ1つの力の図示を丁寧にやっていこうと思います。ありがとうございます。
指の反作用は運動方程式には関係してこないのですか?