日本の中部地方に分布する森林のバイオーム調査を行った。これらの森林は土地の干拓後に
成立しており,人為的影響は比較的少ない。表は千拓地の成立年代の異なるa~gの調査地
の森林にそれぞれ 10m× 10mの調査区を設け, そこに出現した植物の被度(それぞれの種
STEP UP
197/遷移
地田を覆っている面積の割合) を調べたもので、被度5が最も割合が高く,被度1が寂も割
合が低い。
調査地
千拓地の成立年代
b
d
g
a
C
e
1893
1821
1632
1579
1467
1180
770
アカマツ
5
2
2
タブノキ
2
4
4
スダジイ
4
5
タブノキ
1
3
2
サカキ
3
1
ヤブツバキ
1
1
モチノキ
2
1
1
アカメガシワ
2
タブノキ
1
1
1
1
1
1
ヤブツバキ
2
1
サカキ
1
1
スダジイ
1
1
ススキ
1
1
ジャノヒゲ
4
1
1
3
1
1
ヤブコウジ
1
1
2
2
ヤブラン
1
1
1
(1) (a)この地域の極相林は何か。また,(b)それはどのバイオームに属するか。最も適切なものを,
それぞれの解答群のうちから, 1つずつ選べ。
(a)の解答群 アカマツ林
2 アカマツ ·タブノキ林
② 照葉樹林
(2) 調査地全体で,明らかに陽生植物と考えられる種の組み合わせはどれか。最も適切なものを,
3 タブノキ林
の スダジイ林
(b)の解答群 0針葉樹林
③ 夏緑樹林
の硬葉樹林
次のD~④のうちから1つ選べ。
のアカマツ·タブノキ·スダジイ
② アカマツ·アカメガシワ·ススキ
④ ススキ·ジャノヒゲ·ヤブコウジ
③ タブノキ·スダジイ·サカキ
/o)この地域では,陽樹林が成立してから陰樹林に遷移するのにおよそ何年かかると考えられ
るか。最も適切なものを,次の①~6のうちから1つ選べ。
② 200~350年
3 350~500年
の 50~200年
6 800年以上
⑤ 650~ 800年
の 500~650 年
(97 ャン
4 2
高木層
亜高木層
低木層
草本層