Physics
高中
已解決

等加速度運動における
①v=v₀+at
②x=v₀t+(1/2)at
の2つの公式について質問です。
(加速度a,経過時間t,初速度v₀,変位x)

等速度運動においてx=vtが成り立ちます。日本語で考えたら、「速度v(m/s)でt(s)間動いた時の変位xはx=vt」で正しいように感じます。

となれば、等加速度運動に話を戻して、①とx=vtより
x=vt=v₀t+at²
となりそうなもんですが、なぜ等加速度運動における変位xの式は②になるのでしょうか。

vtグラフで考えた時に求める面積xが台形だから四角形+三角形で②が導出されるのはわかるので②式が正しいとも思うのですが、一方で感覚に背く式のように感じたので、何か見落としている点があればご教示いただけると嬉しいです。

里祝与具である。 JP間く 定である直線運動を,寺加, linear motion of uniform acceleration 線運動という。 ●等加速度直線運動の式 加速度 a [m/s°]で,物体が等加速度直線 運動をしている。このとき,時刻 t= 0における速度(初速度)をv (m/s), そのときの位置を原点と し、初速度の向きを正としてx軸 変位x Vo a 時刻0 時刻t initial velocity ン 図17 等加速度直線運動 運動を測定し始める時刻をt=0とする。 をとる(図立)。時刻[s] における V2-V1 式(11) a= t-t ○p 速度を[m/s) とすると,式(11) から,速度»は,次式で表される。 …(12) 途中計算 式(11)に, a=a, t;=0, な=t, u V2=ひを代入して整理すると, 式(12)が得られ ひ= Vo+at この運動のーtグラフは, a>0であれば, 図18のような右上がりの となる。このとき,グラフの傾きは加速度 a, 切片は初速度 voに相当す このグラフを利用することによって, 時刻 t[s] における物体の変位xlr 次式で表される。 傾きは加速度 aを表す 1 [m/s) x=Vot+ at? . (13) 式(13)の導き方図18で, 時間を微小な時間 間隔 dt(s) で等分すると, 各区間は等速直線 運動とみなせる(図19(a))。 このとき, 各区間 の移動距離は,長方形の面積で表され, 時刻 t(s)における変位x[m]は, それらの面積の 総和となる。At(s]が十分に小さければ, 長 Vo 切片は初速度 00を表す 0 方形の面積の裕和山 速度 "
物理基礎 力学

解答

✨ 最佳解答 ✨

非常におしい考え方をしてますね。まだ積分を習っていないかも知れませんが、
大学では x = vt ではなく𝒙 = ∫𝒗dt と習います

この式は,𝒗をtで掛けるのではなく,tで積分しており,
この式こそが,どのような運動の時も成立します。

それぞれの式は積分を使って導出でき
等速直線運動の場合
𝒙 = ∫𝒗dt = vt

等加速度直線運動の場合
𝒙 = ∫𝒗dt = ∫(v₀+at)dt = v₀t +1/2・at²

いずれも高校の教科書と同じ式になっています。

高校物理では 積分 を取り扱っていないので、物理法則の説明にどうしても無理が生じてしまいます。これは仕方がないことなので、我慢するしかありません。

サスケ

それって0からtまでの定積分とも言えませんか?
もしそう言えるなら、面積を求めるという点では教科書のやり方と同じものですが、積分を用いれば寧ろ僕の考えが成り立たないことに違和感が増してしまいます。

積分というのを微分の逆と捉えたとき、定積分によって得られるのは(tで積分する時はt以下の範囲における全ての)"一瞬の変化量"の合計だと言えると思うんです。

定積分の操作では例の公式が得られるわけですから、同じように等加速度運動をしている物体の変位を"一瞬の変化量"の合計と考えてみます。すると瞬間においてはx=vtが成り立ちます。vが時間によって変化するものであることを考慮してv=v₀+atを代入すれば、x=v₀t+at²となります。

結構自分の主観というか、確実な根拠もなしに論を進めてしまっていて、多分それが原因で変な結論になっているので、もし不可解な論理展開があれば教えてください。

サスケ

訂正です。
誤「定積分によって得られるのは」
正「積分によって得られるのは」

えだまめ🫛

「同じように等加速度運動をしている物体の変位を"一瞬の変化量"の合計と考えてみます。すると瞬間においてはx=vtが成り立ちます。」

ここなのですが、"一瞬"だから
「vは変化せず,一定とみなせ、x=vt が成立する」
という認識ですか?
そのあとに、vの変化量を考慮するために
v = v₀+at を代入したという感じでしょうか?

サスケ

その通りです。

えだまめ🫛

変化量に着目するのは素晴らしい考えです。

しかし、同じ瞬間(短い時間)での、速度の変化は無いとみなすのに、位置の変化はあるとみなして考察するのは少し不可解ですね。実際に等加速度直線運動で「微小時間における速度変化は限りなく小さい」としてしまうのは、近似としては不十分です。

むしろ、
どちらの変化もあるとみなして考察した方が
より精度の高い計算結果が得られると思いませんか?

微小時間における [微小時間における加速度の変化の合計] の変化の合計として,位置𝒓は与えられます

𝒓 = ∫ (∫𝒂dt)dt
 = ∫ (𝒗₀+𝒂t)dt
= 𝒓₀ + 𝒗₀t + 1/2・𝒂t²

ここで𝒓₀は初期位置(t=0での位置)で
𝒓-𝒓₀は変位𝒙を表すので、𝒓-𝒓₀ = 𝒙 としてしまえば

𝒙 = 𝒗₀t +1/2・𝒂t² が導出されます

サスケ

申し訳ないです。
やはり僕には決定的な理由がわかりませんでした。
しかし、仰られたように、変化すると見る情報と変化しないと見る情報とを根拠を持って区別できないことに原因がありそうだと思いました。

この3日間悩んでそれでも解決できなかったので、とりあえず僕の中でこの問題はお蔵入りとし、学習を進めることを優先することにします。
幸いなことに公式が正しいであろうという思いがこの機会を通して更に強くなったので、今回の疑問が今後の学習に支障をきたすことはないと思われます。

根拠を持たない論理展開や曖昧な考え方をする僕を説得することは難しかったことと思います。それでもここまで丁寧に付き合ってくださったこと、嬉しかったです。
ありがとうございました!

留言

解答

x=vt が成立するのは"等速度直線運動(vが一定)"の時であり、おっしゃられている①,②式は"等加速度直線運動(aが一定)"の時に成り立つものであります。
したがって、等加速度直線運動という条件下で成り立つ v=v_0+at という関係式に、等速度直線運動という条件下で成り立つ x=vt という関係式を持ち込むことはできません。

サスケ

それぞれの式が異なる条件下で成立することなのはわかりました。等加速度直線運動においてx=vtが成立しないのはどうしてでしょうか。

等加速度直線運動をしている物体のある瞬間を取り出して、その瞬間におけるx,v,tの関係を考えれば、x=vtは成り立つような気がします。全体を無数の"一瞬"の積み重ねと考えれば、x=vtという式は全体において正しいように思います。

留言
您的問題解決了嗎?