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Q: なぜイオン化エネルギーは小さいほど,
電子親和力は大きいほど,それぞれ、
陽イオン, 陰イオンになりやすいのか
この二つの違いを結構混乱する人が多いが、
何が共通で何が違うのかをしっかり確認する
ことが大切

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A:どちらも、より安定を求めるための変化
だから
イオン化エネルギーは原子から電子1個を取り
去って, 1価の陽イオンにするために必要なエ
ネルギー(吸熱)
電子親和力は原子の最外殻に1個の電子が入り
1価の陰イオンになるときに放出するエネルギ
ー ( 発熱 )
エネルギー図をイメージする。 下が安定が鍵。
イオン化エネルギーは、原子状態からエネル
ギーを吸収してイオンになるが,このとき
受け取るエネルギーが少ないほうがエネルギー
図上でのレベル上昇も少ない(上は不安定)。
エネルギー図ではより低い位置にあるほうが
安定だからイオン化エネルギーが小さいほど
陽イオンになりやすい。
電子親和力は原子状態から最外殻に1個の電子
が入り陰イオンになる。このとき、たくさんの
エネルギーを放出してより低いエネルギーレベ
ルになるほど安定な状態になる。 だから、 イオ
ン化エネルギーとは逆に電子親和力が大きいほ
ど陰イオンになりやすい。

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