(3)ヒントにもあるように因数分解します。
因数分解とは+、-を使った式を掛け算の形に直すということです。
文字式の場合、どうしても( )の中に+-は残りますが、全体として掛け算に直せればOKです。分配法則の逆をしてカッコでくくります。
460-20n=20(23-n)
ここで、nは最大でも22までしか取れないことに気がつくと上出来です。
これ以上わからなくても1~22まで順に数字を入れても地道に正解できます。
22以上だと、カッコの中がマイナスになってしまい、答えが自然数でなくなってしまいます。
自然数とは幼稚園の子にかず数えてってお願いしたら教えてくれる数なので、マイナスの数や0は含みません。
でも、1~22まで地道に計算する時間は試験ではあまりありませんよね。
そこで自然数の二乗になるように式を変形します。
460-20n=20(23-n)=2×2×5(23-n)
二乗になるってことは、例えばトランプのババ抜きのように同じ数が2つそろったらいいんです。
2は2つもう既に揃ってますので、5にペアが欲しいです。
2×2×5×5=(2×5)(2×5)
10の二乗になりますよね。
460-20n=20(23-n)=2×2×5(23-n)なので
最後の(23-n)が5になればOKです。
(23-n)=5なのでn=18です。
次に、他にペアを作れないか考えます。
2×2×5×5=(2×5)(2×5)・・・①
2×2×5×5×2×2=(2×5×2)(2×5×2)・・・②
2×2×5×5×3×3=(2×5×3)(2×5×3)・・・③
・
・
というように、同じペアをかけていくと無限に二乗がつくれそうです。
②で計算します
460-20n=20(23-n)=2×2×5(23-n)なので
最後の(23-n)が20になればOKです。
(23-n)=20なのでn=3です。
③で計算します
460-20n=20(23-n)=2×2×5(23-n)なので
最後の(23-n)が45になればOKです。
(23-n)=45なのでn=-68です。
ここでマイナスになってしまったので自然数じゃなくなりました。
(最初の方でnは1~22の範囲だとお伝えした通りです)
なので③以降はかける数がどんどんおおきくなるので自然数にならないことがわかるでしょうか。
なので答えは3,18です。
ごめんなさい、計算ミスしてます
誤・(23-n)=45なのでn=-68です。
正・(23-n)=45なのでn=-22です。