凛彩さんは少し勘違いして覚えているところがあるように思います。細胞分裂→生殖の順番に説明しますね。
細胞は分裂します(細胞分裂)。
細胞分裂は2種類存在します。
1つの細胞から全く同じ細胞を2つ作る細胞分裂を「体細胞分裂」と呼びます。体細胞分裂によって体が成長します。
1つの細胞から染色体数を半分にした細胞をつくる細胞分裂を「減数分裂」と呼びます。生殖の際にのみ行われます。
生殖について
「有性生殖」と「無性生殖」があります。
有性生殖は、親とは異なる細胞を持つ個体を作り出す生殖方法です。有性生殖を行う生物には雄と雌の性があります。子どもは、雄が持つ染色体の半分と雌の持つ染色体の半分を持って生まれます。
無性生殖は、親と全く同じ細胞を持つ個体を作り出す生殖方法です。「全く同じ」なので、減数分裂ではなく体細胞分裂によって子どもが生まれてきます。
この無性生殖にも色々な方法があります。
体が2等分されて新しい個体が増えることを「分裂」、
体にふくらみができ、それが分離されて新しい個体が増えることを「出芽」、
体の一部(葉や茎、根)から親と同じ個体を出現させて個体を増やすことを「栄養生殖」と言います。
まとめると、
体細胞分裂は、体を成長させるときや、無性生殖を行う生物が新しい個体を増やすときに行われる細胞分裂の方法です。