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日本史選択者でしょうかね?
その前提でお話しさせていただきますが、まず輸出高の減少率、即ち割合で聞かれているので減少した割合が多いのは生糸です。
因みにもっと言うとそもそもこの問題、最低限の知識があれば、表は一切見ることもなく解くことが出来ます。
綿織物の方から。
綿織物は確かに表を見ると生糸216に対して284と合計値ではかなりの差があり、綿織物が多く輸出していると思ってしまうと思います。しかし上の輸入の欄を見てみると、綿が284を遥かに上回る392も輸入されていることに気がつくでしょうか?つまりどう言うことかと言うと、綿織物は確かに沢山作っていますが、主力輸出品ではないということです。じゃあ沢山作った綿織物はどこへ消えるのか。答えは簡単です。日本人が使うのです。綿織物は安価で丈夫ですから、日本の庶民が消費するのがメインなのです。そして日本人が沢山買って、その上で余った分を輸出に回しているだけなので、そもそも黒字化するつもりがない商品です。原料の大半は英領インドから仕入れています。1893年に日本郵船がインドのボンベイまでを結ぶボンベイ航路が開通し、安価なインド産綿花を仕入れるようになったからです。
次は生糸
戦前の日本の主力輸出品は生糸及び絹製品です。高級織物の原料となる生糸は欧米(特に第一次世界大戦後のアメリカ)にめっちゃ売れます。何故か。ことは単純です。世界大戦で真の勝ち組(イギリスなどは戦争には勝ったものの、総力戦で国内が疲弊し切っている)になったアメリカ国民は金持ちになるからですね。
じゃあ主力輸出品の生糸の原料となる蚕の繭は誰が作っているか。農業単独では生活ができない貧しい農家が屋根裏部屋かなんかで蚕を飼って、そこでできた繭を工場に売って、わずかなお金を得ていました。そしてそう言った貧しい農家の娘さんなんかは家計補助のために生糸を紡ぐ紡績工場に働きに出て、僅かな賃金で働いたりなんかしていたわけです。こうした貧しい農家などの下支えがあって、戦後アメリカが金持ちになり、生糸を大量消費するようになると、一気に生糸需要が伸び、農家の収入も上がるわけです。
しかしそうことはうまくいかず、1929年、ニューヨークウォール街で株価が大暴落し、アメリカが失業者で溢れかえると、高級品の生糸を人々は当然買えなくなります。そうなると日本の主力輸出品の生糸の輸出量は激減し、それに伴い日本の紡績工場は操業を停止し、そこで働く農家の子女による家計補助も出来なくなり、工場に出荷する蚕の繭の価値も大暴落を起こし、これが原因で日本中の農家がとんでもなく貧乏になります。
そうなると待っているのは破滅の戦争です。モノカルチャー経済の恐ろしいところですね。
話がだいぶ逸れましたが、とどのつまり
・戦前日本の主力輸出品は生糸であること
・生糸の原料蚕の繭は日本国内で作っていること
・日本国内では生糸は殆ど消費されず国外向けに輸出されていること
・綿織物は沢山作っているがその多くは国民が消費すること
・原材料は輸入した方が安く済むため殆どがインド産などの海外からの綿花であること
これらのことを抑えておけば、この問題のDは表なぞ見るまでもなく解けます。Eの方も至極簡単な選択肢なので、特段苦戦することもないでしょう。
すみません、つまり輸出高とは輸出の量ではなくて
輸入と輸出で考えた時の量ということですか?
輸出高は輸出高ですよ。問題で問われているのは輸出高の“減少率”です。減少した割合がデカい方を選べって書いてあるんです。
216→7
284→49
確かに数だけで見たら綿織物の方が減っていますが、何度も言いますが割合です。
例えば
100→10
1000→200
だとしたら減った量そのものは当然後者がデカいですが、減った割合で言えば上が1/10、下は1/5と言えばわかりますかね。
ほんとですね!!
ありがとうございます!助かりました!
すごく丁寧にありがとうございます!
世界史選択ですが理解出来ました!!
もすごくいい勉強になりました!