使え
第2章
xxx
細胞ばかりになるから。
複製されるのはS期であるため, DNAの相対量が2より多く4より少ない編
胞がS期の細胞である。 S期に複製された DNA は, 分裂期の終わりに2つの細胞に
「 均等に分配されるので, DNAの相対量が4の細胞は, G, 期と分裂期(前期, 中期
後期、 終期) の細胞である。
(2) 本間のような非同調分裂の場合, 細胞周期に対する各期の長さの割合は,全細胞数に
対する各期の細胞数の割合に等しい。 よって、次の式が成り立つ。
S期の時間 S期の細胞数
細胞周期
全細胞数
ONA IN MON AMO
(1)
「 S期の細胞数は500個, 全細胞数は3000個で, 細胞周期は24時間であるから
S期の時間=24x
500
3000 4 (時間)
(3)(ア)X を添加すると, S期・G2期・ 分裂期の細胞が減り, G, 期 (DNA相対量が
2)の細胞が増えている。 これより、試薬Xを添加すると,細胞分裂はG, 期より
先に進まなくなると考えられるため、試薬Xは,「DNA を合成する反応を阻害し
た」 といえる。 よって, 正しい。
Avin
(V () (B)のグラフでは, DNA相対量が2の細胞が (A)のグラフより増えていることから
細胞は死滅していないと考えられる。よって、誤り。
H
(ウ) 細胞からDNA を除去すれば, DNA相対量が2より少ない細胞も生じるはずであ
る。しかし, (B)のグラフでは、そのような細胞は存在しない。 よって、誤り。
(細胞分裂では,DNAを合成した後、分裂期の終期に細胞質分裂が起こる。 試薬X
が細胞質分裂をさせなくするのであれば, DNA相対量が4の細胞が増えるはずで
であるが, (B)のグラフにはDNA相対量が4の細胞は見られない。 よって、誤り。
(オ) DNA合成を何度もくり返させるのであれば, DNA相対量が4より大きい細胞も
存在するはずであるが, (B)のグラフにはDNA相対量が4より大きい細胞は見られ
ない。 よって,誤り。
(4) 紡錘糸形成が阻害されると, 分裂期の中期の特徴である 「紡錘糸と染色体が結合して
染色体が赤道面に並べられる現象」 が起こらなくなり、 すべての細胞が分裂期の中期
に進めなくなるため, DNA 相対量が4の細胞ばかりになると考えられる。
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(1)(2)m(伝令) (イ) 転写 (ウ)3 (エ) アミノ酸 (オ)翻訳
(2) 1.5%
(3) ヒスチジン: CAC リシン: AAA
解説 (1) DNAの2本鎖の一部がほどけ, ほどけた部分の DNA の一方のヌクレオチド鎖の塩基
に,相補的な塩基をもつRNAのヌクレオチドが結合して, RNA の鎖がつくられる。
この過程を転写という。 転写によってつくられた RNA を mRNA (伝令RNA)といい、
mRNAの連続した塩基3個の配列が1つのアミノ酸を指定している。
(2) タンパク質の平均分子量が 90000 で, それを構成するアミノ酸1個の平均分子量が
90000
120
120より 1個のタンパク質を構成するアミノ酸の数は 一個となる。
1個のアミノ酸を指定するのに DNA の一方の鎖において3個の塩基配列が必要で
ある。 したがって, 2万個のタンパク質を指定するのに必要な DNAの塩基数は
90000
120
× 3 × 20000 となる。
AMA TOT
( ヒトのゲノムは30億塩基対であり, 読み取られるのは2本鎖のうちの一方である
から 読まれる側の塩基数は30億 (= 3 × 10°) である。 A
C90000
よって、ゲノム全体のうち、遺伝子として利用されている塩基数の割合(%) は
A120
× 3 × 20000) = (3 × 10°) × 100 =
90000 × 3×20000
| 120 × 3 × 10°
× 100 = 1.5(%)
(3)験1はACを繰り返す RNA であるから, RNA の配列は ACACAC・・・ となり,
ACACAC, ACACAC の2種類のコドンができる。 このコドンによって指定されたア
ミノ酸は、ヒスチジンとトレオニンである。
実験2はCAAをくり返す RNA であるから, RNA の配列は CAACAACAA・・・となり,
CAACAACAA, CAACAACAA, CAACAACAA の3種類のコドンができる。これらの
コドンによって指定されたアミノ酸は, アスパラギン, グルタミン, トレオニンであ
実験と実験2で共通するコドンはACA, 共通するアミノ酸はトレオニンである。
このことから、トレオニンを指定するコドンはACAであることがわかる。 さらに、
実験で指定されたもう1つのアミノ酸であるヒスチジンを指定するコドンはCAC
る。
であることがわかる。
第2章
実験3はACAAをくり返す RNA であるから, RNA の配列は ACAAACAA・・となり
ACAAACAA, ACAAACAA ACAAACAA, ACAAACAAの4種類のコドンができる。
これらのコドンによって指定されたアミノ酸は、アスパラギン, グルタミン, トレオ
ニン、リシンである。 ACAはトレオニンを指定するコドンであり, CAAとAACは
実験2でできるコドンと共通なので、共通しているアミノ酸であるアスパラギンとグ
ルタミンのいずれかを指定する。 したがって, リシンを指定するコドンは,残る
AAAである。
の
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(1) 本数・・・4 本 DNA量・・・512倍 (2倍)
外
原性
子が
こんで
解説 (1) 問題文には、 「この唾腺染色体はDNA の複製を1回終えた相同染色体どうしがくっつ
き、そのまま分離せずに複製が8回くり返されてできた」とある。ユスリカの体細胞
の染色体数は8本なので、相同染色体は4組とわかる。 唾腺染色体は相同染色体がく
つついてできることから、 唾腺染色体の本数は相同染色体の組数, つまり4本となる。
次に, DNA量について、 通常のG, 期の1細胞当たりのDNA量を1とすると,図
のように, 1回の複製でDNA量は2倍になる。 複製後,相同染色体どうしがくっつ
いて1本になっても, 1細胞当たりのDNA量は変わらない。 さらにその染色体は分
離しないまま8回 DNAの複製を行うので、DNA量は2倍となる。 よって,
WTORIES
細胞
1×2×2= 2=512倍 となる。
1
ASG
当たりの
DNA量
0000
0000
BARANG
X2
0000
0000
1回複製後
Aが2個くっつ
20
いた染色体
×20
0
8回複製
相同染色体どうしがくっつく
染色体
こと
理解しました。ありがとうございます♪