24. 酵素の基質特異性 酵素は,特定の物質にしか触媒としてはたらかない。
酵素がはたらく相手の物質を[]
といい, 酵素が特定の物質にし
〕という。代謝はいくつもの連続し
かはたらかない性質を[2
た反応から成りたっており,それぞれの反応に対応した酵素が存在する。
図は,物質Aが各酵素の作用によって変化する過程を示した模式図である。
例えば物質Aは酵素アによって物質Bに変えられることを示す。これらの酵
素は,〔1〕があれば常にはたらくのではなく, 生体内の条件によって,はた
らく場合とはたらかない場合がある。
OS
酵素ア
酵素イ
物質 A
物質B
物質 C
000
酵素エ
物質 E
酵素ウ
物質 D
生体内で進む数多く
化学反応には,それぞ
の基質に対応した, 数
くの種類の酵素がか
っている。
酵素のはたらきは
度や酸性やアルカリ
強さ(pH) によって
わる。 ヒトの細胞内
「たらく酵素では,
℃でよくはたらく
多い。 細胞外であ
!中に分泌されるペ
という消化酵素
という強い酸性で
く。
(1) 文章中の空欄に適当な語句を入れよ。
(2) 酵素ア~エの混合液と物質Aを混合し, ある条件Ⅰで反応させると, 物質
Bのみが生じた。 条件Iではたらかなかった酵素は何か。 ただし,条件 I
ではたらかなかった酵素は1種類だけであるものとする。
[
(3) 酵素ア~エの混合液と,物質Aを混合してある条件ⅡIで反応させると物質
Eのみが生じた。 条件ⅡIではたらかなかった酵素は何か。
[
]
[神奈川工大 改]
第2章 エネルギーと代