以下、動詞についてだけ考えます。
「ず」をつけて違和感を感じるか感じないかで未然形であるか否かを判別する、ということだと思いますが、その方法は基本的には使えないと考えた方が良いと思います。未然形と連用形で形が同じになる活用も結構あるからです。限られた状況で、限られた情報(未然形であるか否か)しかわかりません。
それよりも、「その動詞の用いられ方から判別する」という一般的なやり方のほうが強力です。
打消の助動詞「ず」は未然形につきます。
変格活用の動詞と上一段活用、下一段活用の動詞はわかりきっているので、そうでない動詞の活用の種類としてあり得るのは、四段活用と上二段活用と下二段活用の3つです。
それら3つの活用は、未然形の活用語尾の母音が異なります。要は、音がu段かi段かe段かが違うということです。(確認してください。)
そのため、その動詞に助動詞「ず」をつけて、その動詞の活用語尾がどうなるかが分かれば、上記の3つのうち、その動詞がどの活用の種類であるのかが分かります。