_持続可能な社会をつくる、SDGsビジネス自体が、ルール・ビジネスであって、経済活動なのです。
_第一次世界大戦後の世界では、アメリカが世界の多くのルールを作って来ました。
_広大な国土、豊富な資源、多くの人口を抱える国、が有利なルールを作って来たのです。それが新自由主義に基づく自由主義経済です。
_そのルールでは、他の国が経済的に優位に立つことは絶対的に出来ません。ルールがアメリカに有利な様に、アメリカがルールを作っているからです。
_ですから、これに対抗する為に欧州連合(EU)が作り上げつつある新しいルールがSDGsなのです。
_このルールでは、同一経済連合内に、広大な国土、豊富な資源、を持つ事が有利になり、1国の経済的大きさは余り問題になりません。また、それなりに規制が入るので、新自由主義で好き勝手やって来た企業には圧力と成ります。
_そして、どちらのルールの下(もと)であっても、資源の少なく、国土の小さい、日本にあっては経済的に優位には立てません。
_日本のGDP(国内総生産)が高いのは、単に人口が多いからに過ぎません。国民1人当たりのGDPは27位です。
_SDGsの観点とは別に、本当に持続可能な社会をつくる、には、端的に言って江戸時代の生活に戻る事です。
_不便やら不潔やら経済的な低成長、又は、低衰退(別の見方をすれば安定)やらを受け入れる事です。
_狭い国土で資源もなく、持続可能な社会を目指す、と言う事は、小さな水槽で小魚とかを飼う、と言う事です。人口が増えたり、小魚な美味い高い餌を喰っていい生活をする様になれば、糞で水は濁り、水槽の小魚は死滅します。
_大きな水槽やら、池やら、湖やら、で生活している魚達と競争しても、勝てる訳がないのです。
_小さな水槽で持続可能な社会を作るには、人口を現象させ、貧しい餌でギリギリの生活をして、経済的な発展を望まず、精神的な発展のみを目指す事です。
_小さい水槽で経済的発展を目指せば、水質悪化で小魚は死にます。
_しかし、SDGs はルール・ビジネスであって、本当の持続可能な社会を目指すものではありません。
_自分の国に都合の良い様に解釈して、新しいルールの潮流が来るのを待つしかないでしょう。
_エラい大人が考えても、上手くいっていないですよね。