Question

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塩化アンモニウムは写真の式により、弱酸性を示すらしいのですが、この式で生まれたアンモニアによるOHはなぜ考慮しないんですか

水溶液は,NH4CI の電離で生じたアンモニウムイオン NH4+ の一
部が次式で示すように水と反応 (加水分解) し, オキソニウムイオ
ン H3O+ を生じるため, 酸性を示す。
←
NH4+ + H2O NH3 + H3O+

Answer 1

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ぺんぎん

＿「この式(添付画像の式)」ではOH^(-)は産まれていないですよね？
＿NH4Cl→NH4^(+) + CL^(-)……①
　NH4^(+) + H2O ⇄ NH3 + H3O^(+)……②
　NH3 + H2O ⇄ NH4^(+) + OH^(-)……③
の様に、②で出来た NH3 が、別の水分子と反応して、始めてOH^(-)が出来るのです。

＿所で、①の式だけ、→ になっていて、②③は、⇄になっていますよね？

＿NH34Cl は、強電離ですから、ほぼ全て電離します。

＿気体のアンモニアを水に溶かすと、弱塩基になりましたよね？全てのアンモニアが電離する訳ではないので、弱塩基なのです。どれだけ電離しているのか、と言うと、電離定数は、25℃で大体、1.8✕10^(-5) です。殆どは、NH3分子のままで、水に溶けているのです。
＿つまり、10 万個につき、1〜2個しか電離していない訳です。園芸で使う鹿沼土の産地である栃木県鹿沼市の人口がざっくり10万人ですから、都心部ではない地方都市の内、たった1〜2人程度と言う事です。
＿ですから、OH^(-)を考慮しても、酸性となるのです。

ぺんぎん

＿【訂正】「NH34Cl は、強電離」：誤→「NH4Cl は、強電離」：正。予測変換後の消し忘れ、です。