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国債を買う= 国にお金を貸す
国債には短いものは2年、最長で40年の期間が決められています。国債が発行され、その期間が終わると(=満期になると)貸したお金全額が払い戻されます。満期までの期間中、お金を貸した人(国債の購入者)へ定期的に利子が払われます。
満期になるまでの間は、自分が保有する国債を売ることもできます。国債を買いたい人は、国が最初に発行する時に買うこともできるし、すでに発行済みだけど満期が来てない国債を、売りたいという保有者から買うこともできます。
単純化した例で説明すると、A社はもうけて1億円余っているとします。銀行に2年間預けてもらえる利子より、国債を保有して(=国債を買って)満期になるまでの2年間にもらえる利子の方が多いので、国債を購入します。しかし1年後、社員を増やすことになりその給料の増額分のお金が必要になりました。銀行預金なら必要な時に下ろせますが、国債は満期が来るまで国に貸した1億円は戻してもらえません。そこで、国債を1年間だけ保有して利子を欲しいと考えているB社に売って、必要になった1億円を得ることにします。
さて、公開市場操作についてです。良い説明サイトがあったので解説に一部引用します。
国債は日本銀行が発行し、銀行や保険会社等の金融機関や巨額のお金を投資する投資会社が買います(=満期までの期間、国にお金を貸す)。銀行は預金で集まったお金、保険会社は集まった保険料で国債を買い、貰う国債の利子でもうけます。
日本銀行は自ら発行した国債を、自分で直接買うことはできませんが、一旦他の誰かが購入した国債を途中で買うことはできます。これは国の政策の一環として、民間の銀行や投資会社等が日本銀行に国債を売って得たお金をもとに、一般企業への貸出を増やし、借りた企業が設備投資を行って、利益が増えれば従業員の給料が上がります。すると個人消費が増えて、景気が良くなり、結果的に国の税収が増える、という考えに基づいたものです。これが「公開市場操作」と呼ばれるもので、日本銀行の重要な役割の一つになってます。
分かりやすく詳しい説明があるので、引用元サイトも是非参照下さい。
https:///class-20211107-governmentbonds/
詳しくありがとうございます!