＿問題文は、LED3.5V、0.02Aと書かれていますが、実際にパーツ・ショップに行くと、型番が表示されており、ウェブでメーカーのカタログを当たると、こんな風に書かれています。（下の例は、赤色LEDですが。）
型番：SSR15-A
発光色：赤色
順電圧：Min2.0v Max2.2v
順電流：20mA
光度：Min 20.000mcd Max 25.000mcd
波長：Min620nm Max630nm
半減角：15°
Tsod：260℃ for 5 Seconds
＿こんな風に載ってます。本来は、大文字でVですが、小文字で載ってたりします。意味が通じるので、メーカーも店も客もあんまり気にしていません。
＿そうです！普通は、単に電圧、ではなく、順電圧と書かれているのです。そして、普通は、最小値と最大値とが書かれているのです。
使用する条件に合った抵抗を選ぶ必要があります。
必要な抵抗値を求めるには「順電圧」と「順電流」の部分が必要となります。
＿この順電圧の最小値と最大地とが何を意味するか？というと、最小値未満の電圧では微弱に光るか点灯せず、最大値より大きい電圧では過剰に電流が流れ、LEDがダメージを受け破損する、と言う電圧なのです。
＿画像では、最大値＝最小値、と考えている、と言う訳です。そして、乾電池の電圧は、4.5Vですから、このままLEDにこの電圧をかけると、順電圧の最大値3.5Vを越えているので、LEDにとっては大きすぎる直流4.5Vを、抵抗を使用し、LEDに流れる電流値を制御する必要があります。
＿計算式はオームの法則より下記のとおりです。
（電源電圧[V]－順電圧値[V]）÷流したい電流値[A]
＝抵抗値[Ω]
(4.5[V]-3.5[V])/0.02[A]=50[Ω] となります。
＿しばしは、電気回路は、水の流れにたとえられますよね？
＿ダムから河口までの高低差が4.5V、LEDに相当するチェックポイントから河口までは、高低差3.5V、水流0.02A。
＿では、抵抗器に相当する、ダムからチェック・ポイントまでは、高低差1.0V、水流に相当する電流は、電気回路で直列の場合は電流は一緒（不変）と考えるのでしたよね。
＿これで、いいてすか？
