(a)
ハーシーとチェイスは,大腸菌に感染して増殖するウイルスの一種を使っ
て次の実験を行った。 このウイルスは,大腸菌に感染すると大腸菌内で増殖
し,多数の子ウイルスが大腸菌を崩壊させて出てくる。
22 (ハーシーとチェイスの実験) 次の実験に関するあとの問いに答えよ。
22
(1)
T2ファージ
(2)
(b)-
このウイルスは, タンパク質の殻とその中に含まれるDNAのみからな
る。そこで,タンパク質の部分を放射性元素 a, DNA の部分を放射性元素 b
で目印をつけたウイルスをつくり, 大腸菌に感染させた。 ウイルスが大腸菌
に感染した直後に, かくはんしてウイルスを大腸菌から振り落とし,それを
遠心分離して大腸菌を沈殿させた。 すると, 沈殿物の中からは放射性元素
bが検出され,(d)上澄み液部分からは放射性元素 aが検出された。
(1) 下線部(a)のウイルスを何というか。
(3)
(4)
(2) 下線部(b)から, ハーシーとチェイスが遺伝子の本体を明らかにするために
(1)のウイルスを使った理由を説明せよ。
(3) 下線部(c)からどのようなことがいえるか。
(4) 下線部(d)からどのようなことがいえるか。
(5) この実験から, 遺伝子の本体が何であることが明らかになったか。
(5) DNA