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C誠一郎さんとヨシ子さんが, 溶解度をもとにした物質の見分け方について話し合った。 表は,4種類の物質の
溶解度を表したものである。 次の各問いに答えよ。
水の温度(℃)
20
30
50
塩化ナトリウム
35.8
36.1
36.7
塩化アンモニウム
37.2
41.4
45.8円
50.4
硝酸カリウム
31.6
45.6
64.0
85.2
ミョウバン
11.4
16.6
23.8
36.4
溶解度は100gの水に物質をとかして飽和水溶液にしたときの, とけた物質の質量(g) である。
40
36.3
60
37.1
55.3
109.2
57.4
ヨシ子 「水が100gずつ入った 4 つのビーカーと, 表の物質 45.0gずつを用意しました。 表をもとに、4種類の物
質を、どういう方法なら見分けられると思う?」
誠一郎 「その4つのビーカーに, 表の物質 45.0gをそれぞれ入れると, ①20℃の水ではどの物質もとけきれない。
それでわかるのでは?」
8
ヨシ子 「それだけでは、 どれが何かはわからないでしょ! このとき, とけ残った物質をろ過によってそれぞれ取り
出して, その質量を比較することで, 物質を見分けられるわ。」
誠一郎 「なるほど! でも,ろ紙が無かった気がするよ・・・」
ヨシ子 「それなら, ②4 つのビーカーの水の温度を60℃にして、表の物質 45.0gをそれぞれビーカーに入れると,
塩化ナトリウムだけがとけきれずに残る。 そこで他の3種類の水溶液を, 60℃から20℃まで冷やしていくと,
途中で結晶が出てくるはずだから, そのときの温度が高い順に並べると (X) になるので見分けられるわ!」
誠一郎 「表の値を使うと、 そんな事がわかるんだね。」
ヨシ子 「この方法は, (Y) を使った考え方よ。 水溶液を冷やして物質を取り出す (Y) は, (Z) による溶解度の差を
利用しているの。」
誠一郎 「それなら,ろ紙いらず! さすがだな〜, ヨシ子~!」
(1) 水のように物質をとかす液体を何というか, 答えよ。
(2) 次のうち, 「ろ過」の正しい操作を表した図はどれか。 次のア~オのうち,最も適当なものを一つ選んで、そ
の記号を書け。
ア.
イ.
00²
x=37.1:45
37.1x=4500
x=
(3) 下線部①について, とけ残る質量が2番目に大きい物質は何か, 化学式で答えよ。
(4) 下線部②について, とけ残る塩化ナトリウムを完全にとかすために、 さらに必要な 60℃の水の質量は、少
なくとも何gか, 整数値で答えよ。
1212
2
45000