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[問題]
遺伝の規則性について調べるため, 実験Ⅰ ~実験Ⅲを行った。 マツバボタンには赤色の花
を咲かせる個体と白色の花を咲かせる個体がある。 ただし, マツバボタンの花の色の遺伝は
メンデルの法則に従うものとし、 顕性形質になる遺伝子を A, 潜性形質になる遺伝子をaと
する。
できた菓子!
(実験Ⅰ)
エンドウどう
図1
赤花の純系がつくる花粉を使って, 白花の純系と受粉させて
できた子は、すべて赤花であった(図1)。
親
赤花
白花
(実験ⅡI)
うに、子に寄れる
さらに実験Ⅰでできた子 (赤花)を自家受粉させた。 自家受粉
によってできた種子 8300 個をすべて土にまいて育てたとこ
ろ, 赤花の個体と白花の個体が確認できた。
子
すべて赤花
図2
親
(実験Ⅲ)
きる
赤花(X)
白花
遺伝子の組み合わせがわからない赤花 (X) と白花の純系をかけ
あわせた。 かけあわせで得られた種子を土にまいて育てたとこ
ろ、子の花の色の形質は, 赤花と白花の個体の比が1:1とな
った(図2)。
子
赤白
1:1
A a
(3)1500個
(1) 実験Iについて, 親として用いた赤花の純系と白花の純系, かけあわせによってできた
子の遺伝子の組み合わせとして, もっとも適当なものを次のア~エから1つ選んで記号
で答えよ。
ア 赤花の純系は aa, 白花の純系はAa, そのかけあわせでできた子はAa である。
イ 赤花の純系は aa, 白花の純系はAA, そのかけあわせでできた子はAa である。
ウ 赤花の純系はAA, 白花の純系は aa, そのかけあわせでできた子はAAである。
赤花の純系は AA, 白花の純系は aa, そのかけあわせでできた子はAa である。
(2)対になって存在する遺伝子が,減数分裂のときに分かれて別々の生殖細胞に入る。 その
法則名を答えよ。
(3)実験Ⅱで得られた種子 8300個のうち, 顕性形質の遺伝子 A を持つ個体の数はおよそ何
個体と考えられるか。 もっとも適当なものを次のア~オから1つ選んで記号で答えよ。
ア 2075 イ 2767
ウ 4150
エ 6225
オ 8300
(4) 実験Ⅲの結果を参考にして, 赤花(X)の遺伝子の組み合わせを答えよ。
(5) 実験Ⅲで得られた子をすべて自家受粉させた場合、 できた孫の赤花と白花の個体数の比
はどのようになるか。 もっとも簡単な整数比で答えよ。