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重要 例題 38 文字係数の1次不等式
(1) 不等式a(x+1) >x+α を解け。 ただし, αは定数とする。
000
(2) 不等式 ax<4-2x<2x の解が1<x<4であるとき, 定数αの値を漁
(2)類駒澤大]
基
基本34人
個す
指針 文字を含む1次不等式 (Ax > B, Ax <B など) を解くときは,次のことに注意数と
A=0のときは、両辺をAで割ることができない。
AK0 のときは, 両辺を4で割ると不等号の向きが変わる。いうと指
(1) (a-1)x>a (a-1) と変形し, a-1>0, a1=0,α-1<0の各場合に分けて
(2)ax<4-2x<2xは連立不等式
ax<4-2x
4-2x<2x
と同じ意味。
まず,Bを解く。 その解と A の解の共通範囲が1<x<4となることが条件。
文字係数の不等式 割る数の符号に注意 0で割るのはタ
CHART
(a-1)x>a(a-1)
[1] α-1>0 すなわちα>1のとき
①
x>a
まず, AxBO
①の両辺を
で割る。 不等号の
0 > 0 は成り立たな
負の数で割ると
の向きが変わる。
(1) 与式から
解答
[2] α-1=0 すなわち α=1のとき
これを満たすxの値はない。
①は 0x0
変わらない
[3] α-1 <0 すなわち α <1のとき
a>1のとき x>a,
x<a
よって
a<1のとき
a=1のとき 解はない,
x<a
検討
(2) 4-2x<2x から
-4x <-4
A=0のときの不
よって
x>1
ゆえに,解が1< x < 4 となるための条件は,
Ax>Bの解
ax <4-2x
......
①から
(a+2)x <4
......
① の解が x<4となることである。
[1] α+2>0 すなわち α> - 2 のとき,②から
②
よって
=0のとき、不等
0.x>B
B0 なら 解はない
なら解はすべ
4
x<
よって
a+2
4
a+2
=4 [I] 実数
ゆえに
4=4(a+2)
よって
a=-1
両辺に α+2 (≠0)
これはα>-2を満たす。不
けて解く。
[2] α+2=0 すなわち α=-2 のとき,②は
0·x <4
よって、解はすべての実数となり、条件は満たされな 04は常に成り立
[3] α+2<0 すなわち α <-2 のとき,②から
ら,解はすべての
4
a+2
このとき条件は満たされない。
x<4と不等号の
[1]~[3] から
a=-1
違う。
練習 (1) 不等式ax>x+a2+α-2を解け。 ただし, αは定数とする。
④ 38 (2) 不等式