■気体 119
54 液体の分子量■ ある蒸発しやすい液体の分子量を測定するために、 次の実験を
行った。
① アルミ箔, フラスコ, 輪ゴムの質量をはかると 145.00gであった。
② フラスコに 5.0mLの液体を入れた。
③ 図のようにフラスコの口をアルミ箔と輪ゴムを用いてふたをし, 輪ゴム
針で小さな穴を開け, 熱水中に深く浸した。
④液体が全部蒸発したことを確かめ、 熱水の温度をはかると87℃ 熱-
であった。
⑤フラスコを取り出し, 室温まで放冷したのちに外側の水をよく
ふき取り質量をはかると, 146.17g であった。
⑥ フラスコに水を満たし, その容量をはかると450mLであった。
⑦ 実験時の大気圧は1.0×105 Paであった。
水
アルミ箔
フラスコ
室温 (25℃) まで放冷したとき、試料の蒸気圧に相当する分の空気が排除されている
ことに留意し,次の値を求めよ。ただし、25℃での液体試料の飽和蒸気圧は
XX10Pa, 25℃の空気の密度は1.1g/L とし, 液体の体積は無視してよい。
)熱水中に浸したときのフラスコ内の試料蒸気の質量[g]
(2) 試料の分子量
[近畿大 改] 45