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五ツ木書房版 理科2年圏の 教科書 p.50~59
4生物の体のつくりとはたらき 動物の行動のしくみ
イント解説
右図のように、 Aさんは合図なしでものさしをはなし, 図1
4
Bさんはものさしが落ち始めるのを見たらすぐにもの
さしを手でつかみ, ものさしが落下した距離X [cm] を調
べた。この操作を3回行い, 結果を次の表にまとめた。
(1) ものさしが落下した距離の平均は何cmか。
(2) 図2は、ものさしが落下する距離と, もの
さしが落下するのに要する時間との関係をグ
ラフに表したものである。ものさしが
思考。判断表現
教科書 p.54~p.56
(1) (16.1+16.3+15.6) cm+3
Aさん
Bさん
4
45点×3
/15
16.0
Cm
=16.0 cm
(2) グラフより, ものさしが落下し
た距離が16.0cmのとき, ものさ
しが落下するのに要する時間はお
よそ0.18秒であることがわかる。
表
ものさし
エ
1回目|2回目3回目
脳から脊髄を通
って運動神経に
伝わり,手の筋
肉に伝わる。
X (m)
16.1
16.3
15.6
落ち始めるのを見てからつかむまでに
かかった時間に最も近いものを次から
選び、記号で答えよ。
ア 0.14秒
ウ 0.17秒
(3) ものさしが落ち始めるのを見た信号
は,目から脳へと伝わる。 その後,脳で出された命令の信号は, どのように手の筋肉
まで伝わるか。「運動神経」 「脊髄」 「筋肉」 という語を用いて簡単に答えよ。
0.2
[S)墓
0.1
(教科書 p.53, p.55 · p.56
5
(1) 皮膚には、圧力などの刺激
イ 0.15秒
ちゅうすう
-感覚神経は中枢神経に
信号を伝え,運動神経
は中枢神経からの信号
を筋肉などに伝える。
エ 0.18秒
を受けとる部分(感覚点) が分布
している。
(2) 1.35 s- 5 =0.27 s
5
10
15
20
25
30
ものさしが落下する距離 (cm)
せきずい
思考·判断·表現
右図のように,5人が手をつないで輪になり, Aさ
んがストップウォッチをスタートさせると同時にB
さんの手をにぎる。にぎられた人は,さらにとなりの人の
手をにぎるという動作を次々と行った。 最後に手をにぎら
れたAさんがストップウォッチを止めて時間をはかった。
この実験を3回くり返し, 平均値を求めると1.35秒だった。
(1) この実験で刺激を受けとる感覚器官は何か。
1人あたりにかかった時間は何秒か。
5
Bさん
2.0m
50 m/s
Aさん
55点×3
/15
(3) 0.27 s-
-=0.23 s
皮膚
教科書 p.56 · p.57
6
(1)~(4)重要 aは脳の判断が
0.27
秒
秒
必要な反応で,刺激の信号が脳ま
で伝わり,脳から命令の信号が出
される。bは無意識に起こる反応
(反射)で、刺激が伝わった脊髄
から直接命令の信号が出される。
(5) 反射は,体のはたらきを調節し
たり,危険から体を守ったりする
役割を果たす。
0.23
ストップウォッチ
皮膚(刺激)
(3) 1人あたりの信号が伝わる神経の長さを2.0m, 神経を信号が伝わる速さを50m/s →感覚神経→脊髄
とすると、脳で判断して命令が出されるまでに何秒かかったことになるか。(2)の答一脳 (命令)→育髄
えを利用して求めよ。 反応が起こるまでの時間は, 信号が神経を伝わる時間と→連動神経
→手の筋肉
脳が命令を出すのにかかる時間の和である。
思考·判断·表現
右図は,ヒトの神経系の模式図である。次のa, bの反応について, あとの問
いに答えなさい。
手をにぎられたので, にぎり返した。
b 熱いものにふれ,思わず手を引っこめた。
(1) aの反応の伝わる経路を, 図のA~Eと矢印
(→)を使って答えよ。
(2) aと同じ反応は,次のア, イのどちらか。
ア 食物を口に入れると, 自然に唾液が出てきた。
イ ボールを受けとって, すばやく投げ返した。
(3) bのような無意識に起こる反応を何というか。
(4) bの反応の伝わる経路は, aとどのようにちがうか。「刺激の信号が」 に続けて,
簡単に答えよ。
(5)「熱いものにふれ, 思わず手を引っこめる」という無意識に起こる反応はどのような
ことにつごうがよいか。 反応が起こるまでの時間にもふれながら, 簡単に説明せよ。
6
6 4点×5
/20
(1) A→B→C→E
a
感覚器官
イ
C B
キーポイント
A
反射
筋肉
神経のしくみ
反応
Tπ
無意識
E
刺激の信号が
だえき
脳に伝わる前に
(4)脊髄から直接,
命令の信号が出
される。
(刺激
-脳が判断して
命令が出される。
感覚器官
筋肉
の行動
(反射)
感覚神経
運動神経
脊髄
反応が起こるまでの時間が短いので, 体を守るのに役立つ。
意識的)
な行動
脳
依え方の ポイント
用語や文章
ここをおさえよう!
S」
E 3
2 ものさしが落下するのに