Ⅲ民法 債権総論
問題62 多数当事者の債権関係に関する以下の記述のうち、誤っている
ものを1つ選びなさい。
1. ABは,等しい持分で共有する甲土地を1000万円でCに売却し
によって生じる代金債権として, それぞれがCに対して500万円の
支払を求める債権を取得する。
た。 この場合、 別段の意思表示がない限り, ABは、この売買契約
2,ABCは、共同で1棟の建物をDから購入した。 この場合,AB
Cは、この売買契約によって生じる建物の引渡しを求める債権を行
使するときは,それぞれ単独でDに対して全部の履行を求めること
ができる。
3.ABCは,共有する1棟の建物をDに売却した。 この場合, D は,
この売買契約によって生じる建物の引渡しを求める債権を行使する
ときは, ABC全員に対して同時に履行の請求をしなければならな
4.ABが連帯して100万円の金銭債務をCに対して負担している。
この場合, Cは、ABいずれか一方に対して全部の履行を請求する
ことも, AB両方に同時に全部の履行を請求することもできる。