*179.〈無機化合物の推定〉
A~Gの細かい粉末がある。これらは,次の(ア)~(キ)の化合物のうちのどれかである。
(ア) AgCl (イ) Al:O3(ウ) CaCO。(エ) CUSO』(オ) FeCl3 (カ) NaCl (キ) NaHCO。
以下の文章を読んで, A~Gに対応する最も適切な化合物を(ア)~(キ)から選べ。
A~Gの粉末をそれぞれ0.1gずつ試験管に取り,以下の実験(1)~(4)のように水また
は酸,塩基の水溶液を十分な量(10mL 程度)加えて, それぞれの粉末が溶けるか溶けな
いかを調べた。なお, 溶けるか溶けないかの判断は, 水や溶液を加えた後,変化がなく
なるまで待ってから行った。
実験1):A~Gの粉末は水老加えたところ, A, B, C, G は容易に溶けたが, 残りは,
ほとんど溶けなかった。なお, A, G の水溶液には色がついていた。
実験2):A~Gの粉末に2mol/Lの希塩酸を加えたところ, D以外はすべて溶けた。 な
お, C, Eは, 溶けるときに気体が発生した。
実験3):A~Gの粉末に2mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えたところ, B, C, F
は溶けたが,残りは溶けないか, 反応によって沈殿を生じた。
実験(4):実験3)で溶けずに残った粉末や,生じた沈殿を分離し,これらを別の試験管に
移して,2mol/Lのアンモニア水を加えたところ, D, G は溶けたが, 残りは溶
けなかった。
十当干々