問3 次の各問いに答えなさい。
表郎さんは,近所の林の中に、シダ植物のオシダがたく図1
さん生えていることに気づいた。そこで、林の中と外に生
えている主な植物の種類を調べ, 図1にまとめた。
太郎さんは,図1から林の中と外で生えている植物の種
【日当たりのよい林の外】
タンボボ スズメノカタビラ オオバコ||オシダ リョウメンシダ
【うす暗い林の中)
類がちがう理由は,光の当たり方が関係しているのではな
いかと考え,林の中のオシダと林の外のタンポポを用いて
実験を行った。
[実験)
1 無色透明の同じポリエチレンの袋A~F を用意し,図2
図3
A
D
林の中のオシダの葉を A'とDに,林の外のタンポポ
B
E
の葉をBとEに,それぞれ同じ質量を入れ,CとF
C
F
弱い光
強い光
には葉を入れなかった。すべての袋に呼気をじゅう
ぶん吹き込んだ後,袋の中の気体全体に対する酸素の割合を気体検知管で調べ, 袋を閉じた。
|2 A~Cには,図2のように,林の中と同程度の弱い光を, D~F には, 図3のように, A~C
よりも強い光を当て続けた。
3
2時間後,すべての袋 表
A
B
C
D
E
F
の中の気体全体に対する
光を当てる直前の酸素の割合[%]
酸素の割合を気体検知管 2時間後の酸素の割合[%]
18.3
18.3
18.3
18.3
18.3
18.3
19.0
15.9
18.3
19.2
19.4
18.3
で調べ,実験の結果を表
にまとめた。
実験で,Cを用意した理由として最も適切なものを, 次の1~4から1つ選び, 番号を書け。
1. 光が酸素を二酸化炭素に変えていることを確かめるため。
2. 光がオシダとタンポポの蒸散のはたらきに影響をあたえないことを確かめるため。
3. 葉緑体で光合成が行われていることを確かめるため。
4. 実験に用いた袋は, 袋の中の酸素の割合に影響をあたえないことを確かめるため。