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大坂には諸藩の蔵屋敷がおか
どの蔵物を点検し, 収納した。蔵物の多くは淀」
たため,蔵屋敷は川沿いの中之島や堂島に集中
よど
くらもの
なか のしま
どうじま
次の文を読み,右の地図を見て,下の問いに答えなさい。
77 経済の発展
江戸を起点とする五街道は, 17世
紀半ばから幕府の( 1 )が管理した。
街道の宿駅には,宿役人が伝馬役の
業務を行う(2 )や本陣·脇本陣な
ごかいどう
てん ま やく
しゅくやくにん
A
五街道
しゅくえき
ほんじん
わき
江戸
どがおかれた。
諸藩は,「天下の台所」といわれた
大坂に蔵屋敷をおいて, 年貢米や特
産物である( 3 )を送り,
各地からもたらされ一般商人が扱った( 4 )も盛んに販売された。
17世紀,京都の(5 )によって富士川·高瀬川などの水運が, ( 6 )によっ
てA·Bの航路が整備された。江戸と大坂を結ぶ南海路では( 7 )と( 8)
が定期的に運航し,19世紀半ば以降は( 8 )が( 7 )を圧倒した。18世紀末か
らは, Aの航路で蝦夷地などの産物を運ぶ( 9 )や, 尾張の内海船が活躍した。
三都や城下町では,。問屋が同業者組織をつくって営業の独占を図り,。専
門の商品を売買する卸売市場が発達した。 東日本は「金遣い」,西日本は「銀遣
い」と流通貨幣が異なったため, 都市では両替商が金·銀·銭間の両替を行った。
(1) 文中の( )に適する語句を書け。
(2) 文中·地図中のA· Bの航路をそれぞれ何というか。
(3) 下線部aについて, 文中の(3)の取引を行う商人と, 代金の出納を行う
商人をそれぞれ何というか。
(4) 下線部bについて, 江戸と大坂間の荷物運送の利便や流通独占のために,
江戸と大坂につくられた問屋仲間をそれぞれ何というか。
(5) 下線部cについて, 江戸· 大坂の卸売市場として適切で
ないものを,次のア~エから 1つ選び,記号を書け。
ア 大坂堂島の米市場
ウ 江戸神田の青物市場
(6)右の写真の銀貨のように, 重さを量って使用する貨幣を何というか。
大坂
南海路: B
特定の商人を介して販売した。 また,大坂では,
a
なんかい ろ
おわり
うつ み ぶね
とい や
おろじう、り
きんづか
C
すいとう
イ 大坂雑喉場の青物市場
エ 江戸日本橋の魚市場
かん だ
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78 -諸学問の発達
次の問いに答えなさい。
|R
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