-
No.10 貴ガス (令和4年度大学入学共通テスト追試 第2問より)
問1 アボガドロは, 気体の種類によらず, 同温 同圧で同体積の気体には,同数
の分子が含まれるという仮説を提唱した。この仮説は,今日ではアボガドロの
法則として知られている。 次の実験Ⅰは, アボガドロの法則に基づいて, 貴ガ
ス (希ガス) 元素の一つであるクリプトン Kr の原子量を求めることを目的とし
たものである。
びん
実験 Ⅰ ネオン Ne 1.00g が入った容器がある。 大きさと質量が等しい別の容
器に,同温・同圧で同じ体積のKr を入れ, 両方の容器を上皿天秤にのせ
た。 両方の皿がつり合うには、図1に示すように, Ne が入った容器をのせ
た皿に 3.20gの分銅が必要であった。
Ne
分銅 3.20g
Kr
図1 上皿天秤を用いた実験の模式図
Ne と Kr の原子は, いずれも最外殻電子の数が ア 個である。 これ
らの原子は、他の原子と反応したり結合をつくったりしにくい。 このため,
価電子の数は イ 個とみなされる。 Ne と Kr はいずれも単原子分子と
して存在するので, Ne の原子量が20であることを用いて, Kr の原子量を
求めることができる。 次の問い (a~c) に答えよ。
a 空欄 ア
イ に当てはまる数字として最も適当なものを、 次の
①〜⑩のうちから一つずつ選べ。 ただし, 同じものを繰り返し選んでもよ
ア
イ
1
6
12
13
①0.560
1
7
6
| b 実験Iで用いた Kr は, 0℃, 1.013 × 105Paで何Lか。 最も適当な数値
を次の①~④のうちから一つ選べ。
14 L
2
(3) 1.68
(2 2
当てはまるものにチェック!
3
(8) 8
1.12
と
c 実験 Iの結果から求められる Kr の原子量はいくらか。 Kr の原子量を2
桁の整数で表すとき, 15
のうちから一つずつ選べ。 ただし,
た, Kr の原子量が1桁の場合には, 15 には⑩を選べ
16gに当てはまる数字を,次の ①~⑩
同じものを繰り返し選んでもよい。 ま
15
16
7
4
(9) 9
(3) 3
8
ノーヒント
で正解
④9 見き
(4) 4
9
(9)
(5) 5
(0 0
答えを見て
理解できた
④2.24
(5) 5
(0 0
全く
わからない