生物
問5 下線部(C)に関連して, 同一個体に由来する配偶子どうしが受精することを
回避するしくみが知られている。このしくみは,ナス科の植値物では一つの遺
伝子座Sによって決定されており,この遺伝子座Sには複数種類の対立遺
伝子がある。
ナス科のある二倍体の植物では, 花粉の遺伝子座Sの遺伝子型が,柱頭
側のもつ二つの対立遺伝子のどちらか一方と一致する場合,花粉管の伸長が
阻害され、受精に至らない。一方、. 花粉の遺伝子座Sの遺伝子型が, 柱頭
側がもつ二つの対立遺伝子のどちらとも異なる場合,花粉管が伸長し, 受精
に至る。
遺伝子座Sの対立遺伝子をヘテロ接合にもつ3品種 A,B, およびCを用
いて交配実験を行い, 阻害されずに花粉管が伸長した花粉の割合(%)を調べ
たところ,表1の結果が得られた。この実験結果から推測できる,品種A~
Cがもつ遺伝子座Sの対立遺伝子の種類数として最も適当なものを,下の
0~Oのうちから一つ選べ。
5
表 1
花粉側の品種
A
B
C
A
0
50
100
柱頭側の
50
B
50
0
品種
0
C
100
50
5
0 2
3
4
6
7
8
s|A