その3
主従の思い/平家物語
今井四郎、馬より飛び降り、
主の馬の口に取りついて申しけるは、
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「弓矢取りは、年ごろ日ごろいかなる高名候へども、
最後の時不覚しつれば、
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長ききずにて候ふなり。
御身は疲れさせたまひて候ふ。
続く勢は候はず。
敵に押し隔てられ、
ふかひなき人の郎等に組み落とされさせたまひて、
討たれさせたまひなば、
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*1 「申し」の敬語の種類を答えよ。
謙譲語
*2 「候へ」の敬語の種類を答えよ。
*3 「ふ」の敬語の種類を答えよ。
*4 「たまひ」の敬語の種類を答えよ。
*5 「ふ」の敬語の種類を答えよ。
*6 「候は」の敬語の種類を答えよ。
*7 「たまひ」の敬語の種類を答えよ。
*8 「たまひ」の敬語の種類を答えよ。
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