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補強プリント : 難問にチャレンジ!! 【コドン表】
がコドンに対応したアミノ酸をリボソームまで運び, 運ばれてきたアミノ酸どうしが次々と結合する。
遺伝情報をもとにタンパク質を合成する過程では,まず, DNA の情報が mRNA に写し取られ,次に, tRNA
ある原核生物は, タンパク質をコードする遺伝子Qをもつ。 図1は, 遺伝子 Qをもとにつくられた mRNA
の塩基配列の一部であり, 翻訳される領域のほぼ中央の部分である。 また, 表1はコドンとアミノ酸の関係を示
した遺伝暗号表である。
5′ …. AUGGGUUAGCUGAGGU・・・3
図 1
表1
コドン表
コドンの1番目の基
U
A
G
ウラシル (U)
UUU
UUC
UUA
UUG
CUU
CUC
CUA
CUG
フェニルアラニン
|GUU
GUC
GUA
GUG
ロイシン
ロイシン
AUU
ACU
AUC イソロイシン ACC
AUA
ACA
AUG メチオニン ACG
バリン
シトシン (C)
UCU
UCC
UCA
UCG
CCU
CCC
CCA
CCG
エ.256
GCU
GCC
コドンの2番口の塩基
GCA
GCG.
セリン
プロリ
トレオニン
アラニン
アデニン (A)
チロシン
UAL
UAC
UAA
UAG
CAU
CAC
ICAA
|CAG
AAU
AAC
AAA
AAG
GAU
GAC
GAA
GAG
(終止)
ヒスチジン
グルタミン
オ.768
アスパラギン
リシン
アスパラギン酸
グルタミン酸
グアニン (G)
UGU
システイン
UGC
UGA
(終止)
A
UGG トリプトファン/G
CGU・
CGC
CGA
CGG
AGU
AGC
AGA
AGG
GGU
GGC
GGA
GGG
アルギニン
セリン
アルギニン
オ
グリシン
U
問1. 遺伝子 Q において、図1に示した塩基配列に対応するDNAの領域の1カ所に突然変異が起こった結
果,タンパク質Qとアミノ酸が1個だけ異なるタンパク質が合成されるようになった。 このとき,図1
のmRNAの配列に起こった可能性がある変化として最も適当なものを、次のア~エから1つ選べ。
ア. 図1の塩基配列の左端から2番目の塩基が欠失した。
I
UCAGUCAC
イ。 図1の塩基配列の左端から5番目の塩基が,GからAに置換した。
ウ。 図1の塩基配列の左端から7番目の塩基が, U からGに置換した。
エ.図1の塩基配列の左端から8番目の塩基が, AからCに置換した。
問2. タンパク質Qにおいて, 図1に示した塩基配列から決定されるアミノ酸配列のみについて考える。この
アミノ酸配列と同じアミノ酸配列を指定する mRNAの塩基配列は,理論上何通り考えられるか。 最も
適当なものを、次のア~オの中から1つ選べ。
ア. 16
イ.64
ウ. 144
U
C
A
コドンの3番目の塩基