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新課程試作問題 数学Ⅰ. 数学A
(3)太郎さんは、調べた空港のうちの一つであるP空港で、利便性に関する
アンケート調査が実施されていることを知った。
太郎 P空港を利用した30人に、 P空港は便利だと思うかどうかをた
ずねたとき、どのくらいの人が「便利だと思う」と回答したら,
P空港の利用者全体のうち便利だと思う人の方が多いとしてよい
のかな。
花子 例えば、20人だったらどうかな。
二人は、30人のうち20人が 「便利だと思う」と回答した場合に, 「P空
港は便利だと思う人の方が多い」といえるかどうかを. 次の方針で考えるこ
とにした。
新課程試作問題 数学Ⅰ 数学A 17
次の実験結果は、30枚の硬貨を投げる実験を1000回行ったとき、妻が
出た枚数ごとの回数の割合を示したものである。
実験結果
表の枚数
割合
0
1
2
3
4
67
8
9
13
0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
表の枚数 10 11 12
14 15 16 [17]
割合 3.2% 5.8% 8.0% 11,2% 13.8% 14. 45 14. 1% 9.8% 8.8% 4.2%
0.1% 0.8%
18
19
表の枚数
割合
20
21
22
23
24
25
26 27 28 29 30
3.2% 1.4% 1.0% 0.0% 0.1% 0.0% 0.1% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
(%)
16
14
12
10
8
6
方針
“P空港の利用者全体のうちで 「便利だと思う」 と回答する割合と,
「便利だと思う」 と回答しない割合が等しい” という仮説をたてる。
この仮説のもとで, 30人抽出したうちの20人以上が 「便利だと思う」
と回答する確率が5%未満であれば、その仮説は誤っていると判断し、
5%以上であれば,その仮説は誤っているとは判断しない。
0123456789832
表の枚数
(枚)
実験結果を用いると, 30枚の硬貨のうち20枚以上が表となった割合
はヌ ネ%である。これを, 30人のうち20人以上が 「便利だと
思う」と回答する確率とみなし、 方針に従うと、 「便利だと思う」と回答す
る割合と、 「便利だと思う」と回答しない割合が等しいという仮説は
P空港は便利だと思う人の方がハ
から一つずつ選べ。
については、 最も適当なものを、 次のそれぞれの解答群
の解答群
⑩ 誤っていると判断され
①誤っているとは判断されず
ハ
の解答群
⑩多いといえる
① 多いとはいえない