■コンデンサーのリアクタンス
式(27)より、Io=ωCV であるからwC=-
1
とおいて Vo=X。 と表
Xc
すと、電流の最大値 Ⅰ と電圧の最大値 V。 との間には, オームの法則と類
似の関係が成り立っており, Xc は電気抵抗に相当する物理量となってい
-p.250
ることがわかる。 このXc をコンデンサーのリアクタンス (容量リアクタ
ンス)といい, 単位には電気抵抗と同じオーム (記号 Ω) を用いる。
コンデンサーのリアクタンス
1
(28)
XcwC
式(24)より、Io=
Xc [Ω] コンデンサーのリアクタンス
w [rad/s] 角周波数 C〔F〕 電気容量
コンデンサーでは, 角周波数 ωや電気容量Cが大きいほどリアクタンス
小さくなり, 電流は流れやすくなる。 また, 電圧の実効値 Ve と電流の
効値との間にも同様に,Ve=Xce という関係が成り立つ。
コイルのリアクタンス
Vo
であるから,wL=Xとおいて Vo=X。 と表す
WL
と、電流の最大値と電圧の最大値 V。 との間には,オームの法則と類似
の関係が成り立っており, XL は電気抵抗に相当する物理量となっている
reactance
ことがわかる。 このXL をコイルのリアクタンス (誘導リアクタンス)と
いい, 単位には電気抵抗と同じオーム (記号 Ω) を用いる。
コイルのリアクタンス
XL=wL (25) XL,[Ω]
FELL FAC
コイルのリアクタンス
w [rad/s] 角周波数
hata To
4
10
L [H] 自己インダクタンス
スが大きくなり, 電流は流れにくくなる。 また, 電圧の実効値 V と電
実効値との間にも同様に, Ve = Xile という関係が成り立つ。
コイルでは, 角周波数や自己インダクタンスLが大きいほどリアクタ