6. <電子殻と原子核>
.P.
原子核を取り巻く電子が存在できる空間の層は, 電子殻と呼ばれる。 電子
殻はエネルギーの低い順からK殻, (ア) 殻, M殻, N殻と呼ばれる。 K
殻では2個 (7) 殻では8個, M殻では (イ) 個 N殻では32個まで電子
が収容される。それぞれの殻には、電子が入ることのできる軌道と呼ばれる場所が1つ
以上あり、1つの軌道は、電子を2個まで収容することができる。 右上図に示すように,
元素記号に最外殻電子を点で書き添えたものは電子式と呼ばれる。 電子はなるべく対に
ならないように軌道に収容される。 対になっていない電子は (ウ) 電子と呼ばれ, その
数は (エ) に等しい。
②
周期表の同じ周期の1族元素の原子と比べると, 2族元素の原子では, 原子核の正の
電荷が増大・ 減少) し, 原子核が最外殻電子を引き付ける力が強くなる。 原子から一
個の電子を取り去って, 1価の陽イオンにするのに必要なエネルギーを第一イオン化エ
ネルギーと呼ぶが, 1族元素の原子と比べて原子核が最外殻電子を引き寄せる力が強く
なる結果,2族元素の原子の第一イオン化エネルギーは (大きく・小さく)なり,原子
の大きさは大きく・小さく) なる。