109 □ 被子植物の配偶子 ヌマムラサキツユクサでは, 花粉形成の進行段
はつぼみの長さと関係がある。 長さの異なるつぼみのやくの中から取り出
した細胞を、酢酸オルセイン溶液を用いて染色した。 その細胞を押しつぶし,
顕微鏡を用いて観察したところ, 下の図のように, 核や染色体が濃く染まっ
マムラサキツユクサの体細胞の染色体数は 12 である。
た染色像が見られた。 染色像の上の数値は, つぼみの長さを示す。 なお, ヌ
つぼみの長さ
2.0mm
2.3mm
3.0mm
図やくの中から取り出した細胞の染色像(拡大率はすべて同じ)
(1) ヌマムラサキツユクサの花粉母細胞, 雄原細胞の染色体数をそれぞれ
答えよ。
(2)下線部に関して, 2.6mmのつぼみのやくの中から取り出した細胞を染色
し、顕微鏡を用いて観察した。観察結果の記述として最も適切なものを,
次から1つ選べ。
⑦ 対合した状態の二価染色体が観察された。
イ 凝縮した染色体が並んでいるところが観察された。
⑦ 核膜と核小体が形成された花粉管核が観察された。さす
エ 雄原細胞が観察された。
オ 2個の精細胞が観察された。
109
(1) 花粉母細胞
12
雄原細胞
(2)