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月 日学習
|第2日目
2 動詞の活用(
| 次の傍線部の動詞について、文法的説明 (活用の種類・活用形)を施せ。 又、音
便表記されている語については、音便の種類も述べよ。 (波線傍注は助動詞の終止形)
① 「遺恨のわざをもしたりけるかな」とて、 あまえおはしましける。
②それを見れば、三寸ばかりなる人、うつくしうて居たり。翁(ソノカグヤ姫ラ)
手にうち入れて、家へ持ちて来ぬ。
世界の男、貴なるも隠しきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがなと、
音に聞きつつめてまどふ。
④4 忘れ草植うとだに聞くものならば思ひけりとは知りもしなまし
日来はなにともおぼえぬ鎧が今日は重うなったるぞや。
⑥婦負の野のすき押しなべ降る雪に宿る今日し悲し思ほゆ
かくの思ひくんじたるを心も慰めと、心苦しがりて、母、物語など求めて見
せ給ふにげにおのづから慰みゆく。紫のゆかりを見て、つざきの見まほしくおば
ゆれど、人からひなどもえせず。誰も都なれぬほどにて、見つけす。
⑧ 五月ばかり、夜ふくるまで物語を読みて起き居れば、来らむ方も見えに、
猫のいとう鳴いたるを、見れば、猫あり。 「あなかま、人に聞かずな」
二 次の文中より、音便表記の動詞を抜き出し、活用の種類・活用形・音便の種類を
指摘せよ。 又、 内の動詞を適当な形に改めよ。
八月十日あまりなりけり。 や、深更に及んで「人やあり」と召すけれども、御
いらへ申す者なし。 仲国、其夜しも御宿直に参って候ふ。
さう ふれん
楽はなんぞと聞くければ、夫を想うて恋ふとよむ、想夫恋といふなり。 ありが
やうでう
うおぼて、腰より横笛 ぬきいだす、ちっとならいて、門をたゝけば、やがて
ひきやむ給ひぬ。 「仲国が御使に参って候。 あけさせ給へ」
三次の傍線部の動詞について文法的説明を施し、内の語を適当な形に改めよ。
1 かやうに明るまでながむ あかいて、夜明けてぞみなん寝る。
②
されば小倉の山に鳴く鹿は今宵は鳴くず寝ねにけらしも
⑥母、一尺の鏡をさせて、え率で参るぬかりにとて、僧を出だしたてて、初瀬
に詣でさすめり。 「この人のあべからむさま、夢に見せ給へ」
返りごとには、「生きて生けらぬ」ときこえよ」といはす。
⑥ 竹の葉は強き日によられたるやうにて、土さへ裂けて見ゆる世のけしきにも、
「我が袖干るめや」と、かきくらさるるに、鯛かしがましきまで鳴き暮す、
⑥⑥ 雪ふり年の暮れぬる時にこそつひにもみづ松も見えけれ
亡き人をしのぶる宵の村雨に濡るてやつる山ほととぎす
⑥ ほととぎすしのばみに
にやあらむ、鳴くに、ウグイスガ) いとよう まねぶ
せて、こ高き木どもの中に、もろ声に鳴くたるこそ、をかしけれ。
四 次の文中より、動詞をすべて抜き出し、 文法的説明を施せ。
今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先ず出て来てまぎれ暮らし、待つ人は
さりあり、頼め2人は来たり、頼みたる方の事は違ひて、思ひよらぬ道は......。
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2
ひごろ
•
よろひ
ひぐらし
A アヤワ行の動詞
アヤワ行の表記
アリ あい いうえお
や行 や
ワ行わ
うゑを
(24)ア行の動詞(一語だけ)
こころう
得 (心得) 下二段
③ヤ・ワ行の識別
①上一段動詞
ゆえよ
|SK|4
Laslau
るる
ワ行 居る・率る・用
ゐる率ゐる
②上二段動詞(ワ行ナシ)
ヤ行―老ゆ悔・報ゆ
③下二段動詞
ワ行 植う・飢う・据う
(残りはヤ行)
B 音便四段・ナ変・ラ変
の連用形+タ行音。
1 イ音便(カガ・サ行四段)
書いておはしまいて
WO
むく
24ウ音便(ハ・パ・マ行四段)
言うて・飲うて
16 撥音便 (パ・マ行四段、ナ変)
呼んで読んで・ ・死んで
444促音便(タ・ハラ行四段、ラ変)
待って行って・有って
C 複数の活用を持つ動詞
1自動詞・他動詞で異なる
慰む・育つ・立つ
祈る・焼く(
流る・流す・暮る・暮らす
(日)、宿る・宿す(
活用で意味の異なるもの
◆四段 カテニスル
頼む
下二段 アテニサセル
顔ミニサセル
(自分)肩カ
四段
(7) モラウ
(相手)
下二段カケル
(美子) ヤル
③時代で活用の異なるもの
帯ぶ満つ(上)・分
く隠る・忘る恐る・触る
奈良四
平安下二生く(奈平安四