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ⅡI 次の会話文を読み、 下の各問いに答えよ。
先生: 今日は,食酢に含まれている酢酸CH COOH のモル濃度を, 中和反応を用いた
実験によって求めてみましょう。 食酢に含まれている酸は、酢酸のみであると考
えて構いません。 どのような実験器具を用いますか。
生徒 X: ビュレットやホールピペットを用いればよいと思います。
先生: よくわかりましたね。 次に示している器具を用意していますので、自由に使って
ください。 器具はすべて乾いています。 また、 中和滴定に用いる塩基は,
0.10 mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を用いてください。
[用意している器具]
容量25mLのピュレット 容量10mLのホールピペット,
容量100mLのメスフラスコ, 容量 100mLのコニカルピーカー,
ろうと、ピュレット台, 安全ピペッター
先生: それでは,食酢をホールピペットで10.0mLはかりとって、 コニカルピーカー
に入れたものを試料Aとして、 指示薬を加えて滴定実験をはじめてください。
52. 12A112
生徒Y酢酸は弱酸だから、同じモル濃度と体積の塩酸とくらべると、 1pHは酢酸水溶
液の方が大きいし、 24 和点までに必要な水酸化ナトリウム水溶液の体積は、酢
酸水溶液との滴定の方が少なくてすむよね。
生徒X : この反応は弱酸と強塩基の中和だね。 3中和点は塩基性側に偏るから, 4指示薬
はフェノールフタレインを用いることにしよう。
生徒 Y: 先生。 ビュレットに入れた水酸化ナトリウム水溶液をすべて加えても、指示薬の
色が変わりません。 何か失敗したのですか。
先生実験では,うまくいかないことはよくあります。 食酢 100ml中に酢酸のみが 4.2g/
含まれているとして,食酢 10.0mL を用いた滴定実験で過不足なく中和するまで
に必要な 0.10 mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液の体積は何mLですか。
生徒Y a mLになります。 だからうまくいかなかったのですね。
先生:その通りです。 では、何を改善すればうまくいくと考えられますか。
生徒 X わかりました。 このままでは一度に滴定できないので.
て滴定実験をすると うまくいくと思います。
b
-18-
を試料とし
00
60)4,20
22.4
70
150810
0-07
0.0.7
先生:そうですね。 それでは, 試料 B に指示を加えて,再び滴定実験をはじめてく
ださい。
(Nat
CH
問5 会話文中の下線部1~4の記述のうち、誤りを含むものを一つ選び、 番号で答えよ。
問6 会話文中の空欄
1ホールピペットを食酢で2~3回洗った後に,食酢をこのホールピペットで
10.0mL はかりとって, コニカルピーカーに入れたもの
2
コニカルピーカーを食酢で2~3回洗った後に, 食酢をホールピペットで
10.0mL はかりとって, このコニカルビーカーに入れたもの
3 食酢をホールピペットで10.0mL はかりとって、 純水で洗った後の, ぬれたま
まのコニカルビーカーに入れたもの
@
4
スフラスコとホールピペットを用いて食酢を正確に 10倍にうすめた水溶液を、
ホールピペットで10.0mLはかりとって, コニカルピーカーに入れたもの
0.42g
Ysg
22.4 4wel
almble Boy/mod
NaOH+clicot→ CHicco Na+H2O
4.28
(H+)
a
AA
77 全話文中の空欄 b に当てはまる記述として最も適当なものを、 次の1~4
のうちから一つ選び, 番号で答えよ。
X
に当てはまる数値を, 有効数字2桁で答えよ。
770
CH3C00
×1000=1565aL